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頑丈なクロスバイク、FELT QX65完成 [自転車本体]

このところ作業にとりかかっていたクロスバイクFELT QX65ですが、10年以上前に7万円以上で販売されていたバイクです。

ただ、この個体は非常に不幸な生い立ちのバイクで、これを買ったオーナーは相当乱暴に乗ってロクな整備もせずに、ボロボロな状態で売りに出してしまったようです。


あくまで自分の見解ですが、スポーツバイクというものが分からない、例えば子供や学生が乱暴に取り扱って、フレームは傷だらけでチェーン落ちなども頻繁にあったようで、その上適切な整備・修理を施さず、状態が悪化してもう使えないと、そのまま売り払ってしまったようです。


普通ならもうこんな個体は利用しようがないのですが、元々MTBから発達したものなのか、フレームが非常に頑丈に作られており問題が無く使えます。


となれば、消耗品やコンポーネントの交換で生き返ってしまうので、自分のようにあきらめの悪い自転車乗りは、何とかしたくなっちゃうんですよね(笑)

ちなみにFELT社は、元々アルミフレームでは評価の高い会社です。


通常このような状態のバイクはおそらく廃棄処分にされてしまっている事がほとんどでしょう。


あきらめの悪い自分は(苦笑)、過去に数台こういうバイクをゴミ貯めから路上に蘇らせた事が在ります。


さて、本日はタイヤに空気を入れて試乗しながら最終調整です。

その前に、実用性を高めるため、サイドスタンドを取り付けました。

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ネットで調べたらこのQX65用の社外品を売っていました。

チェーンステーの取り付け位置にきれいにボルトオンで取り付けられました。

汎用品だとフレーム傷つけたり、結局緩んでしまったりするんですよね。


あと、誰が利用するにしても、自分の立場からして道交法に準拠していないバイクを路上に出すわけには行かないので、ベルと、リアのリフレクターも取り付けます。

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これに前照灯を付ければ道交法では問題なく公道を走れます。


ちなみに自転車には「車検」は無く、その上整備不良でも、余程の事が無ければ路上で検挙はされませんが、万一事故を起こしてしまった場合や、整備不良が原因になった場合、過失ポイントが加算されて、より加害責任が重くなるという事は、ご存じない方は覚えておいてください。


フレームにはフレームの材質と種類、サイズのステッカーが残っていました。


ちなみに6061というのは、旧JIS規格の6000系素材のアルミニウムで、強度があり腐食にもに優れている素材です。


ただし溶接特性は良くなく、強度を落とさずその後の割れなども起こさない溶接を施すには高い技術が必要になります。


BUTTEDというのはバテットチューブの事だと思いますが、溶接するパイプの両端の素材の厚みより、中間に行くほど薄くしていく工法で、強度と軽さを両立するために利用します。
通常2段階で薄くしていきますが、クロモリのパイプなどは、物によっては3段階で薄くして行ったり、段差なしで徐々に薄くしている高級パイプも存在しています。
まあ、最近の人で、こういう所を気にして自転車を購入する人は、圧倒的に少数派なのかもしれませんね(苦笑)


この44という表示は、FELTのサイトで調べたところ、サイズは身長150~165㎝の方が適性の寸法のようです。

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ちなみに傷だらけのフレームは、反射テープなどで隠すことにして、特にチェーン落ちでかなり傷だらけのチェーンステーはカーボン柄のガードシールで傷を隠しました。
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このシールやステッカーや保護シートによる傷隠しは結構使える技です。
9速のコンポーネントに交換したのは(もともとは7速)先にも書きましたが、付け加えてタイヤはPanaracerのパセラで28mmサイズの新品、ホイールは元々別のクロスバイクについていたもので、アレックスリムですが、ハブはシマノなので物としては良い方です。
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ホイールは見た目や状態もさることながら、ハブがしっかりとしたものが使われていることが最大のポイントです。
シマノ製ならまず問題は無いですが、モノによってはかなり工作精度が低い粗悪品をしれっと入れている物も少なくはなく、そうなるとオーバーホールしても使い物になりません。
この組み合わせならクロスバイクとして街乗りに使うには十分なスペックで、トータルすれば元々のカタログスペックよりかなりグレードアップしています。
こうやって見るとややホイールベースが長いフレームですかね。
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試乗してみましたが、ガタつきもなく異音の発生もなく、ブレーキや変速系の機能もばっちりで、ハブやBBのオーバーホールや新調、あとこのパセラというタイヤの特性で、カタログ値12.2kgという重量にしては軽快に走ってくれて、路面の当たりもマイルドで乗りやすかったです。

ジオメトリーの特性で、よく言えば操縦性がマイルドで直進性が良く、まあ、悪く言えばロードバイクなどに比べれば反応が穏やかすぎてキレはありませんが、反応が穏やかなので初心者でも安心して乗れるでしょう。
しばらくは試乗やレンタル用として自宅において置き、希望者がいれば売却したいと思います。
おそらく新品で5万円程度のクロスバイクと同等の性能と快適性があり、消耗品がすべて新品なので、安心して長く付き合えるバイクだとは思います。
 

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恒例梅雨のお楽しみ、クロスバイクFELT QXを再生 [自転車本体]

このところ調子が悪いのは、この天候の影響だけではないようです。


先週末前の会社の仲の良い同僚が送別会を開催してくれまして、それはそれで大変ありがたかったのですが忘れていた、忘れたかった不都合な事実をまたぞろ聞く羽目に至り、一気に具合が悪くなりました(苦笑)


そもそも、その環境に心身共に耐えがたく離脱したのですから、その瘴気のようなものが蔓延した環境で今後も勤続し続けるかつての同僚には、申し訳ないと思うのと同時に、早くナウシカの腐海のような陰鬱とした世界から、離れてほしいと無責任ではありますが思ってしまいました。


さて、どうも記録的な梅雨・・・・気象庁は例年の時期からして云々などと、今だ牧歌的なことを言っていますが、目の前に起きている現象を、過去にとらわれず科学的に冷静に判断するだけのことだと思うのですが・・・


要するに、どう考えても梅雨の気候にに突入しており、朝から晩まで自転車の乗り回すとかは不可能で、であれば乗るのでははなく、自転車イジリのお楽しみが待っているというものです。


とはいえ、ここ数年例の瘴気の影響で(苦笑)、すっかりやる気を失っていたこともあり、実は3年前に色々買い込んだ部費やフレームやジャンク品のクロスバイクが、退職後の自宅の整理を行ったところ、倉庫から発掘されました(笑)


この画像のFELT QXというクロスバイクも、レストアして希望者に渡そうと購入したのですが、かなりの曲者で、簡単に治らないと放置していました。

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普通のロード寄りのクロスバイクというより、MTBから派生させたクロスバイクのようで、各所のサイズやジオメトリーなどが、例えばGAIANTとかスペシャライズドとかのものとは違うようです。
用意した部品が合わないケースが多く、おまけにホイールなどスポークがかなりダメージを受けていて、結局リアホイールなど、ほとんどスポークを交換して振れ止めをやり直すなど、一進一退で作業が進まず、そのうちやる気を失ってしまいました。
今回ようやくやる気を出して引っ張り出しましたが、基本ジャンク品の組み合わせではじめた作業の詳細をきれいさっぱり忘れており(笑)そこから思い出すことから始めました。
特にリアディレーラーに至るワイヤーの取り回しが特殊で、アウターケーブルごと、チェーンステーに樹脂クリップで数か所止めるようになっています。
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しかし、肝心な樹脂部品が欠品していて、いろいろ試して、台座にナイロンバンドを利用してとりあえずなんとかしました。
変速系は結局9速の中古品と新品のシマノのALTASの混合品で、チェーンを貼って調整しようとしたところ、今度はどうしてもフロントディレイラーがアウターまで移動しません?
あれこれ試してもダメで、こりゃまた作業中止かなとも思いましたが、せっかく時間だけはたっぷりあるのですから(苦笑)、忙しくて出来ないという言い訳が出来ない事を思い出して、よく観察したところ、どうもカセットBBの軸長が長いのが原因ではという所にたどり着きました。
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手持ちにあるスペアのカセットBB(なぜそんな物が有るかはともかく)と比較して、どうも軸長125㎜というものが入っているようなので、軸長110㎜のカセットBBを購入して交換することにしました。
これが軸長違いのBBの比較です
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 要するに各種コンポーネントの組み合わせでチェーンラインを合わせなければという事でした。
ただし、これをこのまま組み合わせると今度はインナーギアがフレームに近すぎてチェーンが干渉してしまうので、2mmのスペーサーを入れて調整して組付けて、何とか普通に変速するようになりました。
単純に既定の部品を組み付けるのを、以前いた会社の、お得意様先のベテランエンジニアの方は「部品組み付けるだけなら誰でも出来るので、そんな者はエンジニアじゃねぇ!、お前らは部品を交換するだけのチェンジニアでしかない!」と怒られた事が在ります。
自転車もシマノの規定内の部品の組み合わせだけなら、確かにチェンジニアでしかなく、いろいろな部品を削ったり、曲げたり、焙ったり、穴開けたり、溶接しながら、いろいろ試して機能するようにしていくのは、手間がかかりますが面白いですね。
ただ、商売として手間賃を正規の値段で載せてお客さんに提示しても、到底納得してもらえない値段になってしまうので、古い自転車を再生して商売する・・・・は、相当ビンテージ物や特別な加工を要するオーダー等の場合だけであり、自分にはそこまでの技術はないので商売にはなりません(苦笑)
さてようやくブレーキを組み立ててれば完成ですが、Vブレーキを組み付けるのは久しぶりで、部品点数が少なく簡単な作業のはずですが、結構手間取りました。
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これも、部品をジャンク品を引っ張り出して、あれこれ組み合わせて調整していたからで、規定品組み込むだけなら本当に簡単な作業ではあります。
ただし、単純で簡単であるが故に、きっちりブレーキが効く様に調整するにはノウハウがあり、そういうメカニックに組んでもらうと、気持ちが良いほどブレーキが良く効きます。
最後に汚れていたサドルをこれも在庫品に交換して終了です。
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あとは走りながら機能を確認、調整をして、各部の締結をもう一度しっかり確認して、WAXを塗ってきれいに拭き上げれば完成となります。
この写真は自分が乗るためサドルを上げていますが、基本的には自分が乗るサイズではないですね。
しかしこのクロスバイク、今後どうしましょう。
機能的にはほぼフルオーバーホールを施し、ワイヤーやブレーキシュー、シフター、タイヤ、チェーン、BB等は新品ですから問題なく使えますが、結構特殊な組み方をしているところが有るので、まったくノーメンテナンスで問題なく使えるという保証がありません。
ある程度自分で整備できる方なら問題はないのですが、クロスバイクはどちらかというとこれから始めますみたいなビギナーの需要が中心ですし、出来れば自分がケアできる身近な人に希望者が居れば、格安でお譲りできればよいかなと思いました。
ええ、勿論今のところは練習台替わりの作業ですので、採算度外視の値段しか設定できないので、お買い得かもしれませんね(笑)

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ようやく完成!2011年 CANNONDALE SUPERSIX HI-MOD [自転車本体]

ああっ、こういう時期にロードバイクの話題を書けるのは本当に幸せだなぁ!

何を脳天気にとお叱りを受けそうですが、本当に脳天気に現状認識なく浮かれている訳ではないので(苦笑)そこはご容赦を。

だって、暗い話ばかりじゃ、本当にめげてしまうじゃないですか。

日頃自分は「最悪の状況を想定して平静に生活する」を皆さんにお話している以上、「有言実行」しなければ!

と、ソレを口実にして単に楽しみたいだけだろうというツッコミは、反論できませんね(苦笑)


で、ようやく完成しましたキャノンディールスーパーSix HI MODです。

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まあ、本日は11速のスプロケを組んで、チェーンを張っただけで、あとは変速の調整だけですから、あっという間に作業は終了しました。
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ちなみに重量を体重計で簡易的に測定したところ、この状態で7.8kgでした。
105グレードのSPD-SLペダル、ボトルゲージ[×]2、リフレクター、ハンドルバーブラケット、ベルなどの、安全保安部品と実走行用の装備付きでこの重量ですから、よく出てくる「カタログ重量」は、軽くUCIの最低重量を切る軽量バイクに仕上がりました。
まあ、ホイールに軽量なWH9000-C24が入っていますから、これをZONDAグレードにすれば、それでも+300g程度ですから、既に10年近く昔のバイクで、特に軽量パーツを使っていないことを考えれば、当時この業界を震撼させた軽量バイクだけのことはあります。
出来れば自分で試乗して調整しつつインプレなどしてみたいのですが、なにせサイズが小さい(520)ので、ここはM島君!よろしくお願いします!(笑)

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キャノンディール スーパーSix HI-MOD 完成せず! [自転車本体]

いやー、こいつは本当に難敵です。

今までいろいろなバイクを組み立ててきましたが、このバイクが一番手間取っています。


手間取った最大の理由はコイツです

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何の変哲のないワイヤーガイドですが、何故かキャノンディールのバイクを購入するとこれがついていないとか、今回はボルトがなく両面テープで付いていたようで、無くさないように外して保管しておいて・・・・置いたはずなんですが、部品とジャンク品とゴミに紛れて何処かに旅立ってしまいました(苦笑)


一応ほかの部品は揃っていたのですが、なんというか組み立てる気分を逸してしまい、ワイヤーガイドを探しつつ、全く手が付いていませんでした。

ところが、部品の一斉整理を初めて、ジャンク品をゴミ箱にザラザラ落としていたら、なんと!部品が出てきました!


まあ、これ以外も、シートポスとや新しく買ったシートクランプの直径が合わなかったり、フロントディレイラーのクランプの系が違っていたりと、何度部品を買い直したりしたか・・・・・

まあ、最初にきちんと計画して揃えれば良いのですが、そもそも無計画にフレームを仕入れていたのと、他にもいろいろ整備していたので集中できなかったもんで(苦笑)


挙句の果てにこれです

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せっかく5800の11速のコンポで揃えていたに、何を勘違いしてか10速だと思い込み、10速のスプロケとチェーンを用意してしまい万事休すで(泣)


まあ泣き言言っても仕方がないので、変速系以外を仕立ててなんとか形にしました。

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一応見栄をなんとかしようと、グリーン系のワンポイントを取り入れました。

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さて中古で11速のスプロケを手に入れて、チェーンを買えばなんとか来週には完成予定です。

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陽気良くても人出が無い!LOOK566初ライドでインプレ [自転車本体]

まあ、世の中ディスクだの電動シフトだのパワーメーターだのエアロだのカーボンディープリムだのチューブレスだの・・・・はあ、疲れた(笑)。
そんなモノが「普通に」トレンドとして、特に普通に流通していますが、自分の後輩曰く「とにかく最近の自転車は高すぎて、普通の勤め人では手が出ないのですが、それがブームの終焉にダメ押ししたのではないですか?」と言っていましたが、自分も全く同意見です。で、順当にというより、「まるで計ったように最悪のタイミングで最悪の事案」が発生してしまったことにより、本当にリーマンショック以後最大の経済危機が訪れてしまいました。
おそらく自転車業界も、広く大きなダメージを受けるはずで、こうなってはメーカーが自分の都合で勝手に高級品を売りつけても、マーケットはもう騙されませんし、「笛吹けど踊らず」でしょう。

さて、この「パンデミック寸前の戒厳令」のなか、のんきにロードバイク買いましただの、梅を眺めたり雛人形を見に行って、グルメを堪能しましたの記事を書くのは、あまりに空気を読んでいないとも言えますが、当ブログは何時もの事なので(苦笑)

本日は昨日組み上げた「LOOK566」の初ライドを行いました。
今回買い換えたFELT F5から、何故LOOK566566に買い換えたかというと、最大の懸案は、F5のコンフォート性能が低かったからです。
そもそもこの時代のFELTのFシリーズは、「値段の割に軽く剛性が高い」が売り物で、抜群のコストパフォーマンスを誇っていましたが、コンフォートバイクとして「Zシリーズ」を明確に性格を分けて割り切ったので、はっきり言えば硬くて振動が強いバイクでした。

もともと自分の場合、当時の普段乗りのFELT Z25と、イベント用のTREK マドン6とスペシャライズドターマックS-WORKSの性能差がありすぎて、いくらトレーニングでも支障があるだろうと、性能差が少ないバイクという事でF5を購入しました、
その目的は果たしたのですが、今度は自分がだんだん衰えてきて、昔は気に成らなかったバイクの振動による身体の疲労がをはっきり自覚するようになり、カーボンハンドルやステム、衝撃吸収ジェルなどをハンドルに巻くなど、なんとか「我慢できる」レベルには仕上げましたが、これからの事を考えると、「もっと快適なバイクが良いなぁ」と、前から狙っていたピナレロを探していました。

で、最近「ピナレロクワロト」辺りがかなりリーズナブルな値段で、結構頻繁に出回るようになったので、本格的に探していたころに出会ったのがこのLOOK566でした。
クワトロも魅力的ですが、流石に人気ブランドの売れ筋バイクで個体も多いですし、何より何時でも買えると思うと、これが自分の悪い癖で、圧倒的にマイノリティな方向に気が向かってしまいました。
LOOKで大きなサイズはなかなか出ないので「千載一遇のチャンス」と覚悟を決めました(笑)。

さて何時ものように無駄に長い前置きはともかく、本日は4:00に自宅を出て、久しぶりのオーバーセンチュリーライドに向かいます。
LOOK566ですが、まず最初の印象は「重い!」でした。
持ち上げてもズシッときますし、走り出してもやはり重さを感じます。
おそらく自分の持っているカーボンバイクの中では一番重いのではないでしょうか。
いろいろ見ると8.4㎏くらいとのことですが、そんな感じはします。

ここ最近は日の出も早くなって、6:10頃になりましたが、流石にこの時間だとかなり暗闇を走るようになります。
二宮から岩瀬に向かう途中でようやく明るくなってきました。
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岩瀬駅でようやく日の出です
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山の上から陽が出ると、ようやく明るくなってきます。
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筑波山口では早咲きの桜が綺麗です。
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この後一心不乱に走って土浦の「コメダ」でモーニングです。
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この餡子を付けたトースト(モーニングCセット)が、疲れた体に効いてきます。

9:00折り返しで帰路につきます。
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この筑波山のアングルは、今年初めて拝みました。

さて、本日の目的での一つである「真壁雛祭り」ですが。
予想以上に人手がありません。
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政府のお達しで「不要不急の外出は控えるように」ですから、こうなりますわな。

何時もの「村井酒造」の蔵元に行きます。
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やはり人が少ないですね。

雛人形を見てここの名物の「甘酒」を頂いて、酒蔵ならではの「ぐい飲み」を買いました。
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やはりこの人手の少なさ予想されていたのか出店も少なく、まあ誰に文句も言えない(言いたいけど!)という雰囲気で、そそくさと撤収いたしました。
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お昼は、なんだか人ごみのところで食べたくないので、道の駅で惣菜を買ってベンチで頂きました。
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まあ、自転車走っているだけなら感染しませんが、補給とかもありますしこれ以上感染が蔓延するようなら、補給食もすべて持参で、何処にも立ち寄らないようにしなければいけないのかもしれません。
この何とも陰鬱な雰囲気も含めて、こういう感じは放射能の塵を吸い込まないように、スポーツ用のマスクをして走っていた「東日本大震災」直後以来かもしれません。

さて肝心のLOOK566のインプレですが、第一印象は「なんだか良く解らない?」です(苦笑)
何と表現して良いのか、今まで乗ったどのバイクにも当てはまらない、始めてのタイプのバイクであることだけは確かなようです。
少なくとも軽快に走るわけではないのですが、気が付くと結構速度が乗っていたり、特に操縦性に癖があるわけでもなく、直進安定性はピナレロ程の座りがあるわけでは無いのですが、速度が乗るほど安定してきます。
振動特性などの乗り心地に関しては、前評判通りパナチタンより優秀で、垂直の突き上げや振動を徹底的に減衰して伝えてくれるので、これは本当に体が疲れません。
そのあたりはへ横方向に扁平で薄いシートステーや、やはり縦に潰れているチェーンステーの効果が大きいのだと思います。
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坂道でダンシングしてみましたが、これは前評判ほど頼りなくはなく、しっかりと進みます。
これはボリュームのあるBB周りの形状が聞いていますね。
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あと全体的に構造がしっかりしていて、秀逸なのが下りの安定性で、岩のような安定性があります。
因みにヘットチューブが長く高さを稼いでいるのですが、長いと変形しやすく同じような長さのFELT Z25は、頻繁にヘッドパーツが緩んでがたつきましたが、おそらくヘットチューブの剛性が足らなかったのだと思います。
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LOOKの中では一番やわらかいフレームで、剛性が一番低く協議には向かないという評判ですが、要点はしっかり押さえて強固な構造にしたるのは、カーボンフレームのパイオニアであるLOOKならではなのでしょうね。

あとはバイクの問題というより自分の組み方の問題なのかもしれませんが、クランクを回すと強いフリクション感があり(シャリシャリ音がするの解る)重く感じるのですが、これはチェーンの長さの設定を間違えて短くしてしまったので、チェーンラインが斜めになるとフリクションが強くなっているようでしたので、後でチェーンを付け足すようですトホホ(泣)
駆動系は基本ノーマルですので、自分の他のバイクのようにセラミックBBや、リアディレイラ―のガイドプーリーをシールドベアリング入りのものに変えたりすれば、随分変わってくると思います。

さて、うーんなんて表現すればよいのでしょう?
初めての「フランス製」バイクですが、合理的にパフォーマンスを誇るアメリカ製でも、情緒的なイタリア製でもなく、ウエットかドライかといえば、ドライな感じはします。
そうですね、萌え系アニメで言えば、「ツンデレ系の委員長タイプ」とでもいうのでしょうか?
実力は高いですから、μ’sの絵里ちゃんか、Aqoursのダイヤさんという所でしょうか?
マスマス解らないですね(苦笑)
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お休みなさいパナチタン、今度はLOOK!LOOKでこんにちは! [自転車本体]

まだ寒気が降りてくるなど、寒さが続いていますが、暦の進行より早い歩みで春が近づいています。
自分は開催されれば・・・・コロナ、コロナでイベント関係はほぼ絶望的ですが、来月は2つのイベントを控えていて、通常のツーリングも頻度が低くなることに成りますので、このタイミングで「冬バイクのパナチタン」から、「シーズン中の普段用のFELT F5」にバイクをチェンジします。

まずパナチタンの冬装備を外して、冬場の汚れを落としてあげます。
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この際だからホイールも外して・・・このホイールセットはそのまま次のバイクにも使います。
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スプロケやチェーンなどの汚れを落とし、機械部分にたっぷりCRCを染み込ませて、きれいに拭いて次の冬のシーズンまでゆっくり休んでもらい、直ぐに走り出せるところまで整備しておきます。
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クランクも外して清掃しましょう。
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さてFELT F5にホイールをセットして・・・・・
あれれ?F5はカーボンブラックだったのに、なんだこの梱包されている白いフレームセットは?
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えっ?、「LOOK」の566ですって!
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コラコラ!説明もせずに黙々とバイクを組み立てているんんじゃないよ!(笑)
こ、これはLOOKのエントリー向けに当時設定されていた566の2011年モデルではないですか!
えーい白々しい!、まーた懲りもせず買ったんだろう!
ハイ、その通りです!


会社の仲間には「今年は経済的に大変な年になるので、例外なき団舎利で自転車の数を減らして、断じて新しい自転車を買わない!」と、宣言していましたが、大方の予想通り(苦笑)、またまたまたまたまた、懲りもせず某オークションに出ていた、あまり市場にで回っていないXLという最大サイズのこの個体が出ていたので、例によって誰も落札しない事を2回以上確認したうえで落札しました。
おかげで「こんな嘘つきはもはや許せん!、鉄パイプに生コンブチ込んだもので、みんなでボコボコにしてしまえ!」などと、もはや罪人扱いです(苦笑)


因みに、FELT F5は売却してしまい、その代金とその他もろもろを「メ〇カ〇」や「〇フ〇ク」などで、それこそ家の中をかき回して不用品を根こそぎ売り払った代金で、本体や付属品を購入したので、今回はまずその資金繰りから結構苦労して、ある程度目途が立ったところで購入に踏み切ったので、一円たりとも貯金や生活費やお小遣いからは予算を出していません。

FELT F5の代金の2倍の値段でしたが、完成品でしたし、今回は極力予算をかけない方針だったので、出来るだけ「在庫」や他のバイクから部品をもってきて、あとは極力「〇ル〇リ」や「ヤ〇オ〇」で獲得したポイントを利用して、そこから中古品を選んで買い付けました。
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これは他のバイクにも使っているスペシャライズドのトゥーペエキスパートGELの155mm幅のサドルですがこれは新品未使用品が半値以下で手に入りました。

とりあえず付属品も取り付けて実働仕様で組みあがりました。
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自宅前の梅も6分咲程度になっています。

多くの人は「そんなことは聞く耳持たぬ」でしょうが(苦笑)、何故今回バイクチェンジに至ったかと、LOOK566がどんなバイクかは、初ライドの時にインプレも交えて「懺悔」いたします(笑)












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古いFELT Z25を、グラベルロード風通勤車に [自転車本体]

今年の自転車イベントもすべて終了して、気が抜けたというか全身脱力感が強く、あとは温泉でも入ってのんびりしたい所ですが、やることがいろいろあります。
まず、1年間自転車を積んで日本中を回ってくれた自家用車を、「2人乗り自転車搬送仕様」から「5人乗り乗用車」に戻します。
後部座席を倒して、カバーした上に「ミノウラ」のローラーマットをひいて、フラットにして自転車や荷物を運んでいました。

午前中は車内の掃除や、緊急時の装備品・・・自分は車の中で3日は滞在できるだけの装備を載せているので、その整理もします。
しかし、実際夜は寝袋や毛布にくるまれて寝て、お湯を沸かしてアルファ米と缶詰の朝食をとるなんてことに成らなければいいんですがねぇ(苦笑)

さて午後は買い物と、冬の間に使う自転車の整備です。
週末のツーリングはここ何年か「パナチタン」の出番ですが、今回自分が最初に買った古いFELT Z25を活用することにしました。
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Z25は、マドン6の就役と共にお役御免とフレームだけになっていましたが、余ったパーツを利用して走れるようにして、これでブルべの400kmも走りました。

流石に11年前の今風でいうコンフォート向きのロードですから、他のラインナップとの性能差が著しくなり、正直持て余していたのですが、今回シマノのWH6800 にブロックパターンのグラベルキングを組んだセットが有ったので、それを組み込んで、今流行りの「グラベルロード」風の仕立てにして、通勤用のバイクにすることにしました。

因みに自分は「通勤にはロードバイクは使わない」と言っていますが、その理由は「事故を起こさないためのリスクの低減」で、ロードバイクだとどうしても速度を「出したくなる」のですが、これは国土交通省の分析データではっきりしているのですが、各種事故は時速30km/hを越えると急激に死亡率が上昇するそうで、これは自分の感覚とおなじで、「公道では自転車は30km/h以上は出さない方が良い」は、皆さんも是非考えてみてください。
このZ25は、ブロックタイヤで走行抵抗も増えているので、今の根性なしの自分では間違っても30km/h以上では走れないでしょうね(笑)

さてスプロケも32Tを組み替えて使います。
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ギア比も「ローギア」にしてありますから、速度は自然と下がります。

ブレーキは流石に性能が見劣りしすぎるので、シューを替えるだけでなく、舟ごと「RB6700」の新品に変更しました。
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FELTのブレーキは古い世代のワイドタイヤ用の無名のモノで、これだけ使っていれば何の不満も感じなかったのですが、流石に最新式のRB9100とか、ディスクブレーキとか使うと、一番その差を感じる部品でした。
これでもダメなら、真剣にキャリパーの交換を考えるようですね。

もともとブルべ用にフロントバックや大型のサドルバックをつけていて搭載能力も十分で、工具や雨具などを入れっぱなしにしておくこともできます。
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ペダルもMTB用のSPDで、歩けるシューズを使えるので、通勤のほかに近距離のノンビリツーリングや旅先の脚にも使えると思います。



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今や古風なTREK1400の良さ [自転車本体]

結局のところ、やはりこの週末も東日本が荒れた天気になってしまいましたね。
という事で、組立中のTREK1400の組立を進めて、とりあえず必要な部品は取り付けて仕立てました。
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今回全体的な雰囲気を出そうということで、コンポーネントは2000年代初頭の世代の物で揃えてあります。
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ただし、全てが在庫やヤフオクで仕入れた中古品ですので、状態が良いというわけでもなく、それなりにメンテナンスや調整が必要で、フレームについてきたST7800も左側のフロントディレイラーが動かなかったりしました。
結局在庫にあったジャンクのST7800を流用して(なんでこんなものがあるかはともかく(苦笑))なんとか作動させました。

新品当時で完全な状態で使っていればともかく、こういう状態ですから、使用には何の問題もないのですが、最近生意気にも9000や9100の新世代のコンポを使っていましたから、流石に違いが大きというか、特にブレーキの動作感覚や軽さや効きは、全く違うと言えるでしょう。
ということで、ディープリムホイールの面倒事も含めて、いろいろと調整したり、もしかすると消耗品も含めて最近の物に替えたり、全く自転車を、ロードバイクを知らない、整備できない人が乗り続けるのは難しいかも知れないですね。

とはいえ、ホリゾンタルの細身のフレームや、念入りにコートされていた当時の綺麗な塗装など、最新のカーボンフレームには無い雰囲気は、本当に「いいなぁ」と何度も見入ってしまいます。
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自分たちより前の世代だと、もっと細身のクロモリのフレームや、当時グランツールで活躍したチームのカラーなどのバイクに同じような「郷愁」を感じるのでしょうかね。

とりあえず「問題なく走る」ようにするのは、もう少し調整が必要だと思いますが、しばらく天候もこんな感じでしょうから、のんびり調整して、今後レンタルバイクとして活躍してもらいましょう。

タグ:TREK1400
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梅雨の内職シリーズ、今年はTREK1400! [自転車本体]

特にシリーズ化をしているわけではないのですが、この時期は当然走れなくなる週末があるので、「部屋篭もり」の準備をしています。
今年はこのバイクを用意しました。
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かなり古いTREKのアルミバイクである、TREK1400の、定番カラーである「ディスカバリーチャンネル」カラーのフレームです。
今でもこの時期のTREKは人気がありますよね。

トップチューブが520mmですから、まあ身長170cm位の方が乗るバイクで、当然自分は乗れませんが、新しいレンタルバイクを仕込もうとう算段です。
出来るだけ今回は見えるパーツは「ボンドレガー」を使いたいといろいろ集めました。
まずホイールは、「長期在庫」として眠っていた「アイオロス5.0」のアルミとカーボンのコンポジットのディープリムのホイールを使います。
RIMG2998.JPG

このホイールはよく回って速度のノリも良く、比較的軽量なので登坂もこなせる良いホイール「でした」が、佐渡ロングライドでリアホイールのハブ側の、スポークが「タンジェント組」で交差している部分で、トルク変動でスポークがこすれて摩耗し、結局破断してしまいました。
完全にオーバーホールしたのですが、結局当時の自分のトルクをかける乗り方だとまた同じことになると、ほぼ「引退」状態になっていました。

今回使ってみようと、在庫のクイックやタイヤ、チューブ、スプロケを組み合わせて実働状態に持っていきましたが、ディープリムはチューブの選択が悩ましく、バルブエクステンダーと中古のチューブの相性が悪く、いろいろ取っ替え引っ替え交換しながら使えるものを探す羽目になります。
全部新品の部品を使えればこんなこともないのですが、「余り物」でのお遊びの場合、この程度のパズルは余興のうちに入ります(笑)

その他、ステムやシートポスト、サドルはボンドレガーで揃えて、ハンドルはフレームに同胞してあったカーボンンハンドルを使います。
RIMG3001.JPG


コンポーネントは、変速系は7800時代のデュラエースがフレームに付いてきたので、ブレーキを同じ7800を探して、クランクは同じ世代の5600の105を探し出しました。
完全ではありませんが、できるだけ当時の雰囲気をだそうというところです。
RIMG2999.JPG

当時といっても、自分が自転車を再開した、2004年当時販売していたものですので、自分的には全く古いとは思わないのですが、シマノのコンポーネントも4世代前のモノになるんですね。

その他ワイヤー類やチェーンやBBなどの消耗品は新品を揃えます。
RIMG3002.JPG


で、組み立てていくと、案の定足らない部品なども出てきて、まあある部品だけ組み付けて本日は終了になります。
RIMG3003.JPG

エヘヘ!、結構「サマ」になっていますね。

欠品部品も発注かけましたし、仕上げは次の「雨の週末」になるでしょう。
でもやっぱり走っていたいなぁ!
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ピナレロGUNの勝手にジオメトリィ考察、自分に合うバイクで楽しむために [自転車本体]

完成したピナレロGUNですが、とりあえず所有権がまだ自分にありますので、名義上というか自分の登録上は「soraneko工房のレンタルバイク」ということになっています。
サイズが小さいので自分では乗れない以上、このバイクのセッティングは、体格の合うライダーに依頼して、とりあえず長期レンタルしておきますと、公式にはアナウンスしておきましょう(笑)。

さて、新しいバイクが来た時に恒例の、「どすこい流勝手にジオメトリィ考察」を開催します。
まあ、一般的なジオメトリィは、メーカーの公式HPに行けば簡単に見られます。
公式HPジオメトリー.jpg

参考までに、自転車のベテランの方は、このジオメトリィ・・・各部の寸法や角度などが記載されている表ですが、これを一目見れば、その自転車の性格が一発で判断できます。
自分も最初見たときは正直「チンプンカンプン???」でしたが、自転車の性能や性格を確定する各種要素が理解できるように成ってからは、一発とはいきませんが、あーでもないこーでもないと格闘しながら考えればなんとか分かるようになってきました。

で、当然「これから初めて自転車買います」という方はわからないのが当たり前なんですが、このデータをしっかり公表しているということは、自転車購入に対しての最も重要な、「体格別の適正なサイズの選択」を、しっかり考えているメーカーだという事なんです。
ところが、代理店が輸入している海外の自転車の場合、そこの代理店の規模から、仮にメーカーが細かくサイズ別のフレームを用意していても、その全てを用意するわけではなく、どことは言いませんが「Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ」とか表記して3種類のフレームしか入れてくれないなんて代理店も少なくありません。
当然これでは「適切なサイズ」など望むべくもなく、せっかく高い自転車購入したのに、「なんかしっくりこないし乗りにくい」なんてことになってしまうんですよね。

ここで大手のバイクを賞賛するわけではありませんが、アメリカ3大メーカーや、イタリアの老舗メーカー、国内の2大メーカーの場合、このあたりはしっかりしていますから、できれば気が合う担当店員がいる信頼できるショップで、しっかり自分に合うサイズの自転車で、適正なポジションでロードバイクを楽しんでほしいと思います。

ちなみにその中でも、サイズごとにフロントフォークの角度やオフセットを細かくせってしているメーカーのバイクなら、絶対間違いありません。
ま、自分も業種違いとは言えメーカー系の関連した仕事をしている人間ですので、「メーカー側の都合」もよく理解していて、無碍に批判したくないのですが、かと言って自転車選びの一番大切な部分ですので、慎重に検討したいところですよね。

と本日も盛大に脱線しておりますが(苦笑)肝心のGUNの話に戻しましょう。
自分のジオメトリィとポジションの出し方は、正論とは言いませんが、今までの経験と考察から、以下の点を考えて合わせています。
1、推進力の要は、クランク軸から、出力の入力点のペダル中心(クリート位置)と脚の関節の距離に依存している。

2、サドルとハンドルの落差と、腕の突き出し量で上半身の地面に対する寝かせ角度が変化して、メダルにおける回転面に対する出力発揮の角度が変化する。

3、サドルの前後一で脚の筋肉の使用場所が代わり、パワー型とか持続型を帰ることができる。更に乗車位置によって自転車の操縦性や直進性が変わってくる。

と文字にすると説明しにくいのですが、パフォーマンスが大きく依存する部分としてここをしっかり合わせていきますが、そのほかもその時の体の状態や、トレーニング蓄積量、参加するイベントなどによって、目的によって、またその自転車の特性に合わせて細かくポジションは変えていきます。
で、これを実現するために、自分が自己流で考え出したのが以下の表になります。
自己流ジオメトリィ.jpg

字が細かくて読みにくいと思いますが、これで各自転車の特性を読み込んで、例えば新しい自転車を購入した時も、違和感が無いようにポジションを出すことが出来るんですね。

本当は建設現場などで使う「レーザー墨出し」などを使って、垂直水平をしっかり出して、ミリ単位でしっかり
測定して行うのが正しいのですが、自分の場合メジャーと定規と垂直出しに重りをつけた糸を垂らしたものを使う程度で、5mm単位程度で数値を「大雑把」に出しています。
DSC_0383.JPG


さてまず510サイズの現物の測定をして、仮に自分が乗るサイズの560サイズを公式HPから引っ張り出して仮想の数字を導き出してみたところ・・・・・
一覧表で自分のバイクと比較すると、各数値は「スペシャライズド ターマックS-WORK’S SL3」に一番近く、「FELT F5」が次に近いことから考えて、やはりグランツールの一流戦闘機である同じピナレロの「ドグマ」譲りのレーシィーなジオメトリーを持つ、ガンガン走り込むのに適した性格のバイクであることがわかります。

あとはセッティング次第なんですが、一つ大きいサイズの「2011年式TREKマドン6」とサドルの位置関係が同じように後ろ寄りにあるので、おそらく重心が後ろよりになっていて、これがピナレロ特有のハンドルの座りの良さや素直な直進性能の一端を担っているのかもしれません。

いやしかし、我ながらいろいろなバイクが有る物で、それにかかった手間や資金はかなりのものになっていますが、こうやって一つ一つのバイクに関わるごとに、手間がかかる事に比例して大切なノウハウを得ているわけですから、今回も貴重な勉強をさせてもらいました。




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