SSブログ

梅雨と弱い心に負けた?PCXで野木ホフマン館見学ツーリング [雑談]

関東地方は、梅雨前線が掛かっていないのに梅雨に入りました。

異例と言えば異例の気候なんですが、もう何が異例なんだかわからないくらい「異常が通常」に成っています。


例年だとこういう時期に買い溜めておいた自転車パーツを組み合わせて改造したり、新規で一台作ったりして時間を過ごしていますが、流石に1年以上浪人していると、もうやりつくしてしまったのと、新しく買う気が起きないのと予算が無いの等の「三重苦」で(笑)、日常整備でさえ億劫になっています。


これはイカン!と、少しでも走ろうと朝から準備していたのですが、朝まで降っていて路面は完全にウエットで、これでロードはやだなぁと、トレックFXを出して出かけましたが、自宅を出てアンダーを抜けて国道に出る頃には「あ、こりゃアカン!」と、完全に走る気力が抜けてしまいました(苦笑)

だって、だって空はドンヨリ鉛色だし、路面は濡れているし、なんだか脳の芯が痺れるような鈍痛はあるし・・・・と走りたくない理由「しか」頭に浮かんでこなくなりました


まあ、何か目標があれば気合を入れて先に進む所ですが、まあこういう時に無理をして、かつてロクな事が無かった「嫌な記憶列伝」が浮かんできてしまい(苦笑)アッサリ10分で断念してしまいました。


ヘタレです!根性無しです!ダメ人間です!!!

なんて病んでいる訳では無いですよ(笑)


此処はツーリングの予定を晴れの予報が出ている月曜日に切り替えて、午前中は通院している何時もの医院に行って薬をもらうのと先月の血液検査の結果を聞きに行く予定に切り替えました。

まあ、節操が無いとも言えますが(苦笑)、切り替えが早いのも自分の特技なのでご勘弁を!


さて10:00にはミッション終了してしまったので、そうだオートバイでノンビリ走って気分転換してこようと支度をして、10:20に自宅を出て、「ぐるとち2022」で立ち寄った、野木町の古い煉瓦窯を保存してある、「野木ホフマン館」に行ってみる事にしました。

なにせ前回はツーリングではなく「お仕事」で、イベントの先導中でなのでノンビリ見られなかったので、本日はしっかり見てこようと思いました。


さてナビのブライトンもつけずで、適当に裏道を選んで南下していきますが、場所は地図で「確かこの辺り」程度にボヤーっと進んでいたので通り越してしまい、古河市の中心街に入ってしまいました。

慌てて渡良瀬遊水地のある西に向かったところ、イベントで通過した記憶のある古い神社が目に入りました。


DSC_0526.JPG
RIMG7071.JPG
「雀神社」と言う神社で、貞観年間(857~876年)からと言うのは1120年くらい前から?という由緒ある神社だそうです。
RIMG7070.JPG
大きな欅が入り口にあり、鬱蒼とした感じで参拝者もまばらでしたが、自分はこういうのが好きです。
おそらく此処の飼い猫ちゃんも、自分が近づいても動じることなく、お昼寝中でノンビリしていました。
RIMG7072.JPG
RIMG7073.JPG
いや気持ちよさそうだニャー!という事で、起こさないようにしました(笑い)
本来の目的の野木ホフマン館は此処から北に少し戻ればあるはずで、以前通った道の記憶を探りながら北に走ると、見覚えのある大きな煙突が見えてきました。
DSC_0527.JPG
DSC_0529.JPG
DSC_0530.JPG
愛車のPCXは4000㎞を超えたので、自分でオイル交換をして快調です。
その他前回に比べて何か付いているように見えますが、そこは気にしないでください(笑)
チンガードという、グリップ部に風が当たらなくするカバーと、フロントカウルにサイドカバーを取り付けて、全体に風が体に当たりにくくなるという、見栄と言うより機能面の向上を狙っての改良ですが、制流効果もあり、速度が上がった時に安定するようになりました。
さて、折角来たのですから、明治時代に作られて令和の現代まで保管された、本格的な西洋赤煉瓦の窯を見学する事にします。
早速庭先に煙突の破片が展示してあります。
RIMG7076.JPG
RIMG7077.JPG
何と大正関東大震災の時に、煙突の先端部が折れて落下したものだそうで、栃木県の南端部の野木町もかなりの揺れがあったという「生き証人」です。
余談ですが、関東大震災は東京の被害があまりに凄まじかったため、東京地下直下型と勘違いされている方が多いのですが、少なくとも3回の大きな揺れが丹沢、小田原、館山付近であり、150㎞と広域に地殻が動いており、小田原付近の揺れがM8程度の一番大きい揺れだったといわれています。
また茨城沖や千葉沖も含めて2日間に13回以上のM6以上の余震もあり、この煙突がどの揺れにより落ちたのかは分かりませんが、同様の地震が発生した場合、南関東は広域に大きな被害を受けると覚えておいてください。
此処は「野木町交流センターホフマン館」に隣接している「野木町煉瓦焼き窯」で、ホフマンと言うのはドイツで開発された連続して煉瓦を焼く「ホフマン式」の窯と言う意味で、此処に明治21年(1888年)に「下野煉化製造会社」として赤煉瓦を作る工場が立てられ、最盛期には4基の同様の窯があり、昭和46年(1971年)まで作られいていたとのことで、此処の煉瓦は「東京駅」にも使われていたそうです。
RIMG7078.JPG
RIMG7079.JPG
此処に窯が作られた理由は、原料の土や砂を隣接する当時の旧谷中村(現渡良瀬遊水地)の渡良瀬川から採取し、その水運を使って東京に運びやすかった(渡良瀬川→利根川→江戸川→隅田川?)からだそうです。
この碍子を経由した電気配線は、昭和40年代くらいまで見られた方式ですね。
RIMG7080.JPG
碍子と言っても若い人は分からないかもしれませんが、要するに「セトモノ」で、絶縁性が高く耐久性があり、セトモノが使われていたんですね
またまた余談ですが、これまた最近自分で整備する事も無く、オマケにEVになれば「お役御免」になるエンジンプラグの頭の部分が白いのも、此処がセトモノだからで、プラグの「NGK」の正式な社名は「日本特殊陶業」であることからも解ります。
これは昭和30年に撮影された写真で、終戦後まだ10年しかたっていない頃の風景ですね。
RIMG7081.JPG
昭和30年と言えば、まだまだ戦前の古い日本の風景が健在であり、昭和40年代以降の「高度経済成長で」急速に都市部は変貌していき、古い風景が消えていきました。
最近地方を旅していますが、東北や山陰の田舎に行くと、まだまだ「古い昭和の風景」が色濃く残っており、時間の流れる速度は、場所によって全く違う物だという事を再確認しました。
しかし、自分の不勉強を棚に上げておいて言うのも恥ずかしいのですが、こんな立派な「産業遺産」が此処にある事に驚きました。
頭の片隅に「野木に古い煉瓦窯がある」程度の知識はありましたが、これだけ立派な物が残っていて、しかも地元が情熱を持ってこの施設を次世代まで残していこうと活動していたという事は全く知りませんでした。
古い設備のままだと崩壊が進み、次の大地震も心配という事で、歴史的資料価値を損なわい補強が施されており、「栃木県は文化不毛地帯だ」とか自虐的に語られたりしますが、此処は全く当てはまりません。
しかし、日本は今まで明治以降の「産業遺産」の保管には冷笑であり、何せ昭和39年の東京オリンピックのモニュメントでさえぶち壊してしまうくらいですから(苦笑)、ここの煉瓦窯やその保存の真摯な取り組みは、もっと評価されて多くの人が訪れるようになってほしいと思いました。
まあ、何というかマジメに取り組んで居る事は分かるんですけど、認知度は「?」で、道路からの案内も控えめと言うのは奥ゆかしいというのか不器用と言うべきなのか・・・・・
不謹慎な話だと思いますが、多分、若い人や自分のようなオタクには、「アニメの聖地」みたいな付加価値が無いとなかなか来ないかもしれませんね。
小熊ちゃんがスーパーカブでツーリングに来てくれるとか、ゆるキャン△メンバーが渡良瀬遊水地でキャンプでもして寄ってもらうとかあれば、一気に知名度は上がるんでしょうね(苦笑)
さて時間はお昼ごろでしたので、ホフマン館にある「こびとカフェ」というオープンテラスのあるおしゃれなカフェで、窯焼きのピザのランチセットを頂きますす。
DSC_0528.JPG
サラダとドリンク、デザートが付くランチセットで1300円はまあまあで、丁寧に作られているピザでした。
窯焼きピザは、何時も益子で「本場イタリア仕込みの本格的窯焼きピザ」を食べているので、それに比べると「素朴」な味わいであることは致し方ありません。
ただオープンテラスで、ノンビリした気分でランチを楽しむことが出来るのは高得点ですね。
ただ、周囲がだんだん暗くなってきて、雨雲レーダーを見ると所々でかなり強い雨が降っている様なので、雨雲を避けたコースを取って自宅に戻る事にします。
途中で路面が濡れていたり、パラパラとバイザーに雨粒が当たる事はありましたが、基本降られてびしょぬれになる事も無く、15:30頃には自宅に戻れました。
これは上三川付近を通過しているときの画像ですが、東側の鬼怒川の流れるラインで、恐らく「芳賀台地」沿いに強い降雨が見られて、自分より速い速度で北上して行き、帰着後に自宅付近も降り出したので、どうやら本日は上手に雨を避けて走れたようです。
RIMG7082.JPG
まあ、当初は鬼怒川自転車道を南下して、下妻方面まで行く予定でしたから、もしあのまま自転車で行っていれば、途中でずぶ濡れに成っていた公算が大きかったでしょう。
とはいえ、小山市内の工業団地を北上しているときには、黄色やオレンジのベストを着ているブルべライダーと何台もすれ違い、彼らはこの不安定な気候の中で、300㎞目標で走っている訳ですから、「ツーリン先でチョット濡れるくらいで何騒いでいるの!」と笑われそうです。
かつて自分も歯を食いしばり、悪天候の中を走っていたこともあるのですが、今はその「モチベーション」が途切れている状態で、ましてやバイクには「原動機」まで付いてしまっている始末です(苦笑)
と、悪戯に自分を卑下しても仕方ありませんし、こればかりは先の事はどうなるか分かりませんから、今は自分の心に正直に、無理をせず、さりとて諦めもせず、PCXでのツーリングや旅を楽しんで行こうと思います。

nice!(9)  コメント(2) 
共通テーマ:バイク

2022K1 霞ヶ浦一周サイクリング大会開催 強まる風の中湖畔一周 [イベント]

6月5日は、茨城県土浦市中心地の、霞ヶ浦湖畔にある「ヒューナック アクアパーク水郷」を会場とした、「2022k1 霞ヶ浦一周サイクリング大会」が行われました。

霞ヶ浦でも、小美玉湖畔をショートカットする90㎞のコースで、一部公道も走りますが、ほぼ湖畔沿いを一周出来るサイクリングロードである「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を利用します。

はぁ、誰もが分かるように説明するのも大変ですね(苦笑)


霞ヶ浦までのコースは自分にとっての鉄板のコースですし、泊りがけで自宅からの自走も考えましたが、とても残念な事に、関東地方はどうも「梅雨」のシーズンが到来しているようで、特に翌日が悪天候が予想されていたので、通常通り自宅から車で当日早朝に移動する事にしました。


6:00頃には現地の駐車場に到着ですが、既に5・6台の参加者の車がいて、何時もの事ながらサイクリスタは気が早い人が多いです。

お隣に止まっていた、横浜ナンバーの車のご主人と世間話をさせていただきましたが、何と共通の知人がいることが判明して(笑)、いや世の中は狭いものです。


さて7:00から受付開始で、このイベントは主催団体の「いばらぎサイクリング協会」による、参加車両の「車検」が行われます。

RIMG7042.JPG
基本は整備状態の確認で、問題なく走行できるかどうかと、公道を走るイベントですので道路交通法に準拠しているかが検査の対象になります。
ま、基本的にサイクリングは「自己責任自己完結」が基本なのですが、車両トラブルはせっかく参加してくれた参加者が嫌な思いをしますし、トラブル次第では事故が起きて生命の危険につながる事もありますので、主催者としては車両トラブルはなんとしても避けたい事項です。
最近はサイクルショップでの点検を条件にする主催団体も多いのですが、以前も書きましたがそれでは不完全です。
これは個人的見解ですが、自分の自転車の安全性や構造などに興味と責任を持ってもらうためにも、他人任せでなく指定項目の自己チェックと、トラブル時の自己責任の宣誓を行うべきと考えています。
堅い話で恐縮ですが、自転車は「軽車両」として公道を走る以上、道路交通法が適応されており、交通違反や事故に対して運転者は責任を取らなければなりません。
自分の車両の整備にあまりに無頓着な事が危険でである以上に、交通法規やマナーが蔑ろにされている傾向を改善して行く為には、自転車関係者としてはどうしてもこの「硬い話」から逃げられない事と思っています。
さてイベント当日ですが、土浦市は当社の週刊予報は雨マークが付いていた期間が長かったのですが、なんとか持ちそうですが、一時的なにわか雨程度は仕方が無いでしょう。
RIMG7043.JPG
もっと人数が集まる大会であれば、いろいろなブースも展示されますが、前回もそうですが、参加者限定でこじんまりとしたイベントに成っていますので、そこは期待できませんが、地元自治体の「霞ヶ浦問題協議会」の展示ブースがありました。
RIMG7044.JPG
他県に住んでいると、霞ヶ浦にまつわる諸問題はご存じないでしょうし、あまり関心が無いかもしれません。
霞ヶ浦は周辺地域の急速な宅地化、工業化、また畜産産業などからくる汚水による「富栄養化」による水質汚濁に長い事苦しめられています。
これに伴う改善策としての「清流」として栃木県から流れてきている「那珂川」からパイプラインで導水する計画の反対運動や計画の延滞、最近全国で問題化している特定外来魚の増大等、色々あるようです。
ともあれ、こうやってサイクリングロードを整備して、観光振興の中心と据えてくれて、イベントなどを開催してくれることに関しては、いちサイクリスタとしては感謝ですね。
此方の企業も展示されていました。
RIMG7047.JPG
このコロナ禍でのソーシャルディスタンスに対応した商品展開をされているようです。
夏でも通気性のあるマスクを押していましたね。
RIMG7046.JPG
さて、スタートして、一般道から湖畔沿いのルートに入ります。
画面が暗いですが、この天気ですからねぇ・・・・
RIMG7048.JPG
RIMG7049.JPG
体調は相変わらずで、絶好調とはいきませんが、佐渡を走った時より多少マシになっているようです。
RIMG7050.JPG
まあ何時ものようにノンビリ走る宣言をしておいて、結局周囲の速い流れに乗って(苦笑)、向かい風の中に結構なペースで走りましたが、最近そのような走り方をしていないので、特に「心肺機能」が音を上げ始めました
やはり一人で走っていると、どうしても「頑張らない、走らないで済む理由」ばかり自分の中で正当性を付けて湧き上がってしまうのですが(笑)、こうやって集団で走行すると、やはり錆び付いていた負けじ魂に火が付くもので、このさいだからと、第一CPまで心臓をバクバクさせながら走ってみました。
第一CPは美浜村にある「美浜週末カフエ」ですが、此処は大戦中は帝国海軍の基地のあったところで、この建物は「鹿島海軍航空隊」の時の物だそうです。
RIMG7051.JPG
此処に飛行場の様な広い場所は無いのになぜ「航空隊」なのかというと、当時「水上飛行機」という、車輪の代わりにフロートを取り付けて、水面に浮かして海面や湖面を滑走路代わりにする飛行機の部隊だったからです。
zero.jpg
これは当時、レーダーも無かった巡洋艦や戦艦で、砲撃の精度を上げる為の着弾観測で搭載されていた「零式水上観測機」、通称「ゼロカン」です。
日本は第二次世界大戦の「敗戦国」ですし、当時の連合軍の「進駐」受けています。
武装解除して軍隊は解散させられた結果、彼らが使用する目的以外の旧帝国陸海軍の施設は悉く解体され、敷地は地方公共団体や民間にに払下げされましたから、こう言った旧軍の遺構は貴重です。
脱線ついでに、霞ヶ浦は湖でありながら広大で、周辺にも高い建物や山が少ないく、水辺も高低差なく平坦であるので、水上飛行機の運用にはもってこいの場所なのですが、今の日本は水上飛行機と言うと、海上自衛隊の救難機の大型飛行艇「US2」くらいしか思い浮かびません。
US2.jpg
実は飛行艇や水上機は海外などでは「消防飛行機」に使用されていて、水面に降りるのでそのままポンプでタンクに水を汲んで、火災現場と往復して消火活動が出来ます。
syoubou .jpg
これは既に消防飛行機として水上機を運用しているスェーデンが新たに購入するアメリカのエア・トラクター製AT-802F「ファイアボス」と言う機体です。
もし日本で、東京で大震災や大規模火災が起きた場合、地上の消火活動が不可能になるので、首都圏にあるこの霞ヶ浦は、首都東京の消防活動にもってこいの場所だとは思うんですがね。
また、アメリカの国防高等研究局(DARPA)で検討されている、「地面効果翼機WIG」という海上を3mくらいの高度で海面すれすれに飛ぶ大型機による輸送機計画がありますが、その運用にも適しているでしょう。
WIG.jpg
まあ軍事基地が出来るというと、また仮想敵国にとって都合の悪い装備が配備されるというと、何処かの島のように、誰かさんたちが反対派住民を焚きつけて、反対運動を展開される事は間違いないでしょうけどね(苦笑)
うーん、やはりこれは自転車ブログじゃねぇな(苦笑)
第一CPの「美浦週末カフエ」に到着です。
RIMG7052.JPG
この建物は、まさしく海軍の水上機の格納庫であったもので、此処のスペースに週末になるとキッチンカーがつまり、カフェとなります。
今回エイドとして提供されたもので、自分は初めて飲んだものがこれ「美浦村 米サイダー」です。
RIMG7053.JPG
これは地元美浦村の特産品であるコシヒカリを使ったサイダーで、味は発砲している甘酒と言った所です。
年間2000本しか作っていない物だそうですが、今回は参加者に振舞われました!
此処からはソロ活動になりますが、いやこの日は徐々に東風が徐々に強く成っていて、霞ヶ浦の南端の稲敷市の北利根橋まで、この向かい風との戦い・・・と言うより、もはや修行ともいえる除隊に成っています。
RIMG7054.JPG
霞ヶ浦の南端に当たる、北利根大橋を渡ります。
眼下には葦原?が広がっています。
RIMG7055.JPG
ここは野鳥が生息できるようになっているようで、湖畔でバードウォッチングをしていました。
対岸の茨城県潮来市に渡ると基本的に北西方向に走りますから、一転して強い追い風で順調に走れます。
RIMG7056.JPG
RIMG7057.JPG
第2CPである「歩崎公園」の霞ヶ浦水族館前には11:45には到着しました。
此処までで70㎞ですから、ゴールまではどんなにのんびり走っても1時間で付くことを考えれば、本当に急ぐことも無いだろうと、今回は同敷地内にある「霞ヶ浦交流センター」の「かすみマルシェ」で軽く昼食を取る今年しました。
RIMG7058.JPG
レンコン豚バーガーセットを頼みました。
RIMG7059.JPG
味の方はまあまあという所ですが、個人的にはレンコンの良さを生かした調理法や味付けなどがあるような気もします。
レンコンと言えば霞ヶ浦の東岸地域の名産品で、以前ここで行われたレースイベントで振舞われた「レンコンの天ぷら」は本当に美味しかったです。
走りながら右手にはそのレンコンの畑が延々と広がっていきます。
RIMG7060.JPG
そして左手には霞ヶ浦と言う風景が、此処からは基本的に流れていく感じになります。
RIMG7061.JPG
後は淡々と走ってゴール地点に向かいます。
これは霞ヶ浦総合公園の風車ですね。
RIMG7062.JPG
13:10には、元の水郷パークに到着で、今回も無事完走となりました。
この後し久しぶりに会った知り合いと延々と話が盛り上がってしまいましたが(笑)、やはり同じ方向を向いたことのある仲間との話は尽きる事が在りませんんね!
ここ数年のコロナ禍で、自分の場合ただでさえソロ活動が基本の上に、イベントで仲間と顔を合わせる事も無く、そうなると段々良からぬ方向へ思考が流れていったように思います。
「もう走らなくともよかなぁ」とか「走っても面白くないなぁ」とかに詰まっていたことも事実です。
でも今回多くのサイクリスタに声をかけて、色々と貴重なお話を聞かせていただいた事で、皆さんがこんな状況でも自転車への情熱を失わず、さりとて悩みも抱えながら、やはり前に進んで行こうと頑張っている「想い」を感じることが出来ました。
まあ自転車の付き合い方や距離感、スタンスなどは人それぞれですが、自分の場合「楽しい自転車生活」が基本であるので、もう少し肩の力を抜いて、改めて自転車生活を楽しんで行こうと思った、今回のイベント参加でした。

nice!(12)  コメント(0) 
共通テーマ:スポーツ

5月で気温差20℃は無いでしょう! [雑談]

5月も終わろうというのに、五月晴れはいずこ?

偏西風の蛇行で寒気塊が次から次へ訪れ、晴れたと思えば風も強く気温も乱高下するという気候がすっと続いていて、おかげで体調も整いません。

しかも先日29日は、最高気温が関東地方で35℃に達するとあって、真夏の暑さに慣れていない身体にはかなりキツイ一日に成りました。

5:00に自宅を出ると、既に日が昇っています。

RIMG7018.JPG
RIMG7019.JPG
RIMG7020.JPG
ガーミンの温度は天気予報通り13℃まで下がっています。
RIMG7023.JPG
これで日中35℃付近まで行けば、気温差は20℃にもなりますが、普通の人間は15℃の温度差があると「自律神経」のコントロール範囲を超えておかしくなるともいわれています。
さて鬼怒川自転車道を走りだすと、なにやら南方の空で、晴れと栗の領域がハッキリ分かれています。
RIMG7021.JPG
こう言う雲が出る時は、時として境目のラインの延長線上で地震が起きる事が在りますが、15:55に茨城沖でM5.4の地震がありましたね。
多分偶然なんでしょう!と此処では言っておきましょう(笑)
公式と言うか、気象庁や学会筋では、「地震雲」はタブーで、なんとしても地震と言うより、地殻のからの磁場や電磁波の広域輻射の影響が雲に出るということは、なんとしてもない事にしなければならないようです。
立場があって既得権益を守らなければいけない方々は、いろいろと大変ですね(苦笑)
岩瀬は春というより、すっかり初夏の雰囲気があります。
RIMG7024.JPG
段々気温が上がっていますが、基本湿度は低いので、風も爽やかで気持ちが良いライドで、霞ヶ浦へ到着です。
RIMG7025.JPG
RIMG7026.JPG
RIMG7027.JPG
さてこの日はりんりんロードは歩いている人が多かったのですが、例年行われている100㎞ウォーキング大会が行われていました。
RIMG7028.JPG
みなさん頑張って歩かれていましたが、右側を歩いていただくとありがたいのですが、結構フリーダムに左右に分かれたり、手を繋いで道いっぱいに広がったり、楽しそうでしたね(苦笑)
とにかく左側を歩かれると、後ろからぶつけられる危険性が高くなるのは言うまでもありません。
まあサイクリスタの方も、あまり褒められない走り方をしているケースが少なくないので何とも言えません。
湿度が低いので筑波山も稜線がくっきりして緑も鮮やかですが、これも梅雨が近いのでしばらく見納めかもしれません。
RIMG7029.JPG
RIMG7030.JPG

RIMG7031.JPG
さてこの所調子が出ないのは本日も同じで、やはり代謝が上がってこないので力が入らない感じで、流すように走っていますが、湿度が低いので走っていればそう苦しい事もありません。
日陰で計測すると32℃まで上がっていますが、路上を走ると日射と路面からの輻射で35~40℃近くまで気温が上がってきますので、慣れていない人は大変だと思います。
RIMG7033.JPG
RIMG7034.JPG
途中でわきで寝ている若いローディの方がいましたが、自分が休憩している間に先に行ったはずが、またその先で倒れていたので、声を掛けたら完全にハンガーノックでした。
まるで「ろんぐらいだーす」の最初の頃の亜美ちゃんみたいだなと、こちらも雛子ちゃんよろしく持参していた「即効性があるけどとってもマズイ」ジェルのパッチ(笑)を渡してあげて、しっかり補給しておくようにとアドバイスしておきました。
しかしこちらも結構疲れていて、あまり食欲も無かったので、マックに立ち寄ってシェイクで体を冷やして休憩してから帰宅しました。
帰宅後は疲れたというより強烈な眠気が出て、ソファーに座ったまま着替えもせずにそのまま寝てしまい、1時間も気を失っていました(笑)
しかし、相変わらず調子は良くなく、全然ペースは上がりませんが、それでもオーバーセンチュリーライドはなんとかこなせるようです。
無論ペースを抑えた「カメさん」走法ですから見るも無残な遅さですが、こういう時は「我慢」が肝心で、まあそのうち何とかなるでしょう(苦笑)

nice!(8)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

暖かくなり体調回復?前向きに取り組もう! [雑談]

今回の佐渡ロングライドは、本当に調子が悪かったですが、その原因は分かっています

以前からの「持病」の一つである「副鼻腔炎」で、身体が重かったのと、5月に入って睡眠がなんだか浅くて寝不足になっていたからです。

イベントの前日も4時間くらいしか寝てなくて、そりゃ体調が良い訳きゃないですわな(苦笑)


で、翌週の「2022ぐるとち」のお手伝いで丸2日フル稼働で疲労がピークとなり、翌月・火曜日は体力回復に努めてダラダラしていました。


ちなみに、こればかりは歳のせいだと思うのですが、以前より自分は体調と睡眠量が直結するタイプでは有ったのですが、最近は更に睡眠をしっかりとらないと、本当に体力が回復しなくなりました。


さて、流石にこのまま「ダメ人間」一直線になりそうだったので(笑)25日水曜日は何時もの北ルートをノンビリ走る事にしました。


所が、走りだすと軽快に走れて、「なんで今更調子が戻るのかなぁ!」と言うほど快調に成りました。

この日は朝から気温が高く快適だったことも関係しているとは思います。

DSC_0514.JPG
鬼怒川沿いの風景もすっかり春を通り越して夏に向かう勢いですね。
DSC_0515.JPG
何というか、この位暖かいと「向かい風でも心地よい」爽やかさがあって、寒さに我慢するという要素が無いだけでも体も心も軽く成って行くようです。
しかし、5月末に成っても強い寒気が流れ込んで、寒さが取れず天候が不安定と言うのも、長年乗って来てあまりなかった気候のように思います。
さてこのルートは羽黒山の麓にある「こいしや食品 豆水撰」さんで買い物をしてソフトクリームを食べるのがルーティンに成っていますが、ようやくソフトクリームも、程よく溶けて美味しく食べられる季節に成りました。
DSC_0516.JPG
羽黒山の緑も鮮やかですね。
まあ、体調不調の原因も解っていますし、睡眠量を増やすなどして徐々に回復させて、なんとか気持ち良いライドが出来るように進めていくしかないですね。
しかし、このブログ、自分で言うのも変ですが、よくまあこう前向きにまとめるものですよねぇ(笑)

nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ぐるとち2022、自転車でなくなんとオートバイで先導ライダーに! [イベント]

先日行われました栃木県のサイクリングイベント「ぐるとち2022」に、参加者ではなく、スタッフとして先導ライダーで参加してきました。

ぐるとちHP.jpg
このイベント、やはりコロナの影響で第一回が開催できず、3年ぶりにようやく開催となりました。
ただ、個人的に参加者としてエントリーするつもりは有りませんでした(苦笑)
まあ色々なサイクリスタを栃木に呼び込んで、観光振興するという趣旨のイベントのようで、一つの大会に色々なコースが用意されていましたが、このHPと同じで、煩雑で内容が良くわからない、なにが魅力なのかが絞り切れていないイメージがありました。
周りのサイクリスタなどの反応も微妙で、「なんだかよくわからない」と言うお話が多かったと思います。
他の地方も、現地に宿泊する必要があるサイクルイベントがたくさんありますが、例えば佐渡ロングライドや乗鞍ヒルクライム等「宿泊しないと参加できない」強制宿泊型や、「ツールド能登」のように3日に分けて走る事で宿泊俄然地になるイベントなど、それぞれに宿泊する「重み」をもたせることで、観光客を現地に呼び込んでいます。
まあ、このコロナでそもそも移動自体が規制されるような状況ではこのようなイベントはなかなか難しいのは間違いないのですが、「どうしてもそこに宿泊して、また来たくなる」間違いのない魅力を設定できるかどうかに、観光イベントとしての成否がかかっているという事に、多くの地方行政は気が付いていないというのが実態かもしれません。
例えば「安曇野ロングライド」のように、イベントそのものを「ブランド化」することに成功しているところもありますし、しまなみ海道のように、間違いのないロケーションを最大限生かして、行政が率先して自転車観光の環境を整備して、サイクリスタの呼び込みに成功している所、また官民がコラボして地元のサイクリング環境を最大限利用して観光振興を促進している、「つくばりんりんロード」や「霞ヶ浦」を中心にサイクリング環境を強力に整備している茨城県のように、やはり活動のゆるぎない「核」を定めて、ぶれない活動が成功につながっていくと個人的には考えています。
と他人事のように語っていますが、今回はこのイベントの主催者側の一員なんですよね(苦笑)
最初は何時ものように気軽に先導ライダー引き受けていましたが、何故かあれよあれよという間に、オートバイで2day周回コースの先導ライダーを務める事に成っていました!
あれれ、オートバイ最初は3台くらいいませんでしたっけ?(苦笑)
これは大ごとで、コースとスケジュールは完全に把握していなければいけない事に成りましたが、「佐渡ロングライド」の準備や宿泊ツーリングが有ったので、もう大忙しとなりました。
まあ引き受けた以上「ジョブ」となりますので、イベントの成功と、参加するライダーが楽しくイベントを走ってもらう事、そしてこれが最も肝心ですが、ライダーの安全を担保する重大な責任が生じます
という事で2日間オートバイで、栃木県を周回するコースを、初日は先導して走り、2日目はバイクの機動力を生かして走行ルートを「パトロール」することで、トラブルの防止に努めました。
これが自転車ならぬ、バイクでの走行ログです。
ぐるとち走行ログ.jpg
自宅からの往復も含めると400㎞以上も走っています
イベントの走行スタッフは慣れたもので、出場者のメカトラブルやミスコースの防止、転倒や熱射病のケアや予定コースの障害の排除、利用する施設の管理者との交渉等、何でもござれでこなせるだけの経験がある事は、かかわった多くのライダーや、茨城県サイクリング協会、栃木県サイクリング協会などの皆さんからご教授させていただいたノウハウのおかげです。
しかし、2日間バイクに乗りっぱなしで、体力以上に色々と気を使っていたこともあり本当に疲れました
まあ嫌いな事では無く、好きだからこういう事も苦にはならない訳ですし、防災士や前職の安全管理のスキルも生かせるので、今後ももしお誘いがあれば、役に立っていればのお話で、お引き受けしたいと考えてはいます。

nice!(7)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

2022佐渡ロングライド3年ぶりの開催、オートバイで島に渡る [イベント]

うむー、もはやこれは「自転車ブログ」とはいいがたいかな(苦笑)

本来コロナ禍のなか3年ぶりに開催された「佐渡ロングライド2022」の内容が中心の記事のはずでしょうけど、今回は「オートバイで佐渡に渡って自転車イベントに参加する」という方がメインになりました。


今までだと、どうしても限られた時間での参加という事で、融通が利く自家用車での移動で、高速道路で新潟に行きそのままフェリーで佐渡に渡って、しかも最初の頃はイベント当日の最終のフェリーで帰って来て、その日のうちに帰宅するという、ああっ若かったんだなぁ・・・(苦笑)

だけでなく、高速代やフェリー代、宿泊費など結構な予算が掛かっていました


今後も継続してこのイベントに関わろうとすれば、今や潤沢にある時間を利用して、予算を最小限に抑えてイベントに参加する方法を構築する必要があり、今回は自転車を現地に送り、オートバイで下道だけで新潟に行き、佐渡に渡るという方法を取りました。

単純に自動車と125ccのオートバイで行く旅費を比較すると以下の通りに成ります。

料金比較.jpg
この部分だけ見れば、完全に半額以下の予算で済みます
無論此処にはオートバイで走る疲労度合いや、移動中の天候悪化などのリスクは含まれてはいません。
やはりフェリー代金の差が一番大きいです。
自動車なら自転車を搬送出来て、宿泊を最近お得意の「車中泊」等で済ますことが出来れるので、フェリーを使わない範囲なら、旅費総額はトントンと言う感じです。
さて、今回は移動で1日使う予定で、5月12日に自宅の宇都宮から新潟まで高速を使わないで下道で行きますが。ルートの選定と、山岳コースの試走はある程度済ませておいたので、特に問題は有りませんでした。
佐渡往路.jpg
問題?ではありませんが、ナビで使用している自転車用サイクルコンピューターのブライトンですが、ルートの自動検索と再建策が自転車設定で、道路の状態に構わず最短距離を選んでしまうので、それが険しい「酷道」であろうとも、冬季閉鎖であろうとも構わず誘い込んでしまうんですよね(苦笑)
自家用車で使っているホンダの「インターナビ」は、通信機能で道路工事や災害などの通行禁止や渋滞にも対応して自動で通行できる最適ルートを計算してくれるのですが、長年その恩恵に預かり過ぎていたようで、人間楽をし過ぎてはいけませんね(笑)
今回体力の事も考えて新潟で一泊して13日翌朝の始発の便で佐渡に向かいます。
9:20の便ですが、例によって気が早いので、1時間前には佐渡汽船のフェリーターミナルに到着です。
DSC_0513.JPG
DSC_0514.JPG
既に何度も利用していますので戸惑う事は有りませんし、去年自転車で乗船しているので、2輪の乗船プロセスも同様なので問題は有りません。
さてお昼ごろ佐渡に到着したので、本日は基本的には昨日の疲れを取る事が第一という事で、ランチは少し豪華にします。
例によってGoogleセンセイのお世話で(笑)畑野という町はずれにある「まちの洋食屋 ルアッシュ」さんを訪ねます。
DSC_0515.JPG
DSC_0516.JPG
前回佐渡に来た時には検索に引っかかっていなかったなと思ったら、昨年開店したそうですが、失礼ながらのどかな風景の田舎ポツンとあるスナックのような(以前スナックの店舗を改装した)お店ですが、本格的な洋食をリーズナブルに頂けます
頂いたのは洋食の定番である「カツレツ」で、チーズをポークで挟んだものを衣をつけて焼き上げて、これまた格的なデミグラスソースで食べる「絶品」でした!
翌日14日は準備日に充てて、洗濯物をコインランドリーで洗ったり、イベントの受付、搬送さて来た自転車の組み立てと調整、装備品の確認などを行いました。
受付に当たって今回はPCR検査の証明書や抗体検査の結果の提示が義務に成っていました。
DSC_0517.JPG
自分は事前に薬局で購入した抗体検査キットで、受付当日の朝に検査を済ませて提出しましたが、「これでは検査日が分かりません」とか言い出したので、検査したときのNHKの放送を背景に撮影しておきました。
それでも「当日の放送かわからない」とか言い出したので、頭にきて「大体アバウトな方法の提示しかなく、いくらでもごまかせる方法もあるのを、ちゃんと提出しているのに、余計な出費を強制して置いて、融通の利かない事をこの期に及んで言い出すのはおかしいんじゃないか?」と抗議しました。
他の参加者も色々と提出書類にイチャモンつけられていて、受付に長蛇の列が出来ていたので、「こんな事にておいて受付何時まで経っても終わらなくなるけど本当にそれいいの?」と大人げなく(苦笑)怒気を含めて詰め寄って、受付は無事通過しました。
まあ感染に関しては島民、特にお年寄りの方々が、科学的根拠とかでなく、ひたすら感染拡大を恐れていた様子がありましたから、大会委員会が神経質になっている事は理解できます
住民や行政を説得して開催にこぎつけるのに多大な努力を要したことは想像に難くないのですが、もっと合理的な方法は有ったと思います。
何とか受け付けも済んで展示ブースを覗きますが、飲食関係の出店は無く、協賛企業も少なめだったので、例年に比べればかなりさみしい会場の風景でした。
DSC_0518.JPG
DSC_0519.JPG
DSC_0520.JPG
そういえば、以前記事にした自転車メーカーの「コーダブルーム」さんのクロスバイクで佐渡ロングライドを完走するプロジェクトですが、あの「安田大サーカス 団長」をアンバサダーに迎えて、団長がクロスバイクに乗って参加する様でした
DSC_0522.JPG
DSC_0523.JPG
DSC_0524.JPG
ま、流石にストック状態という訳には行かなかったようですね(笑)
ステックタイプのバーでバランスを取る面白い自転車もありました。
DSC_0525.JPG
いよいよ大会当日の15日の朝です。
ここ数日天候が安定していない感じで、天気予報によっては雨予報もあったのでこの位なら良しです。
RIMG7003.JPG
何時もなら足の踏み場もないほどの会場ですが、やけに寂しいと思ったら、今回は参加者が1500人くらいだったそうで、何時もの1/3以下という話で納得です。
DSC_0526.JPG
今回は限定大会という事で、参加数を抑えたそうです。
確かにスタート地点も、ゲートがはるか先にある感じで待機していましたが、今回は異様に近いことから、参加者が少ない事も解ります。
DSC_0527.JPG
DSC_0528.JPG
おっ、団長が挨拶しています
DSC_0529.JPG
さて走り始めましたが5分も経たず「あっ!ダメだこりゃ」となりました
RIMG7007.JPG
身体が重くとにかく代謝が上がらないので負荷がかけられません。
今回はあまり序盤に飛ばさず、最近のロングライド走法通りに、最初は極力抑えて、徐々にペースを上げて後半頑張る戦術を考えていましたが、こりゃ完走もおぼつかない感じです。
19km 先の相川ASまでに既にヘロヘロに成りました。
RIMG7008.JPG
実は今回のエイドで一番美味しかったのは、個人的には此処の「おかゆ」で、美味しい佐渡のお米から炊きだしたこのおかゆは、美味しいだけでなく「暖かさと栄養が体に沁み込む」感じで、胃腸に負担をかけないところも、優れた補給食だと思います。
DSCPDC_0003.JPG
おかゆのおかげと、追い風基調のおかげで、多少はペースを上げて走りだせました。
RIMG7010.JPG
何度佐渡を走っていても、島民の皆さんの応援は本当にうれしいものですが、このお父さんの応援は走行中のライダーにとって、本当に力に成ったと思います
RIMG7011.JPG
とはいえ、今回は天候はあまり味方に成ってくれる感じではなく、この曇った鉛色の空と海は、正直何時もの佐渡の魅力があるとは言えません。
RIMG7012.JPG
此処は我慢が肝心で、とにかく現状のパフォーマンスでの巡航速度を維持するしかありません
72㎞の弾埼ASから両津までは南下するコースですが、比較的調子も戻って来たので、周囲のライダーと同じペースで巡行して、中間地点の両津ASで昼食に成ります。
DSC_0530.JPG
DSC_0531.JPG
両津には11:00に到着で、何時ものペースからすれば1時間ほど遅い時間に到着となりました。
何時もの事ですが、調子が悪いときは此処でリタイヤしてしまおうか悩むところで、162㎞地点の小木ASまでなら問題なく完走できる自信はありましたが、そこからが佐渡の本番という所で、体力もさることながら脚が持つ自信が無かったのでかなり悩みましたが、まあダメならそこまで走り切ってそこから考えようと発進しました
走りだしたものの、此処から138㎞の多田ASまでは本当に辛くて、向かい風になった事もあり、ようやく20㎞/hを維持するのがやっとという有様で、補給をしてからは多少マシになりましたが、こりゃアカンと走行スタッフの曳く車列に入って、何とか小木ASに辿り着きました。
小木ではエイドの補給もそこそこ、近くのたらい船乗り場の売店でソフトクリームを食べて何とか体力を維持させます。
RIMG7013.JPG
RIMG7014.JPG
RIMG7015.JPG
まあ、此処からは本当に書く気も起きない程消耗していて、本当にシンドイライドでした。
小木を出た後、距離はともかく勾配の厳しいミニヒルクライムがあり、今の自分ではインナーローで、止まるような速度でノロノロ上るだけです。
幸い痛みなども無く登り切りましたが、今回は此処で完全に脚が終わってしまいました
上り坂どころか平地でも力が入らず、本当なら184㎞の素浜ASを超えて、最後の上り坂を登り切った後はラストスパートで飛ばしまくるのですが、とにかく時間以内に完走で切らばよいので、ノロノロと17:30頃、無事210㎞を走り切り、佐和田のゴール地点に到着しました。
DSC_0532.JPG
曇っていた空がゴールに近づくにつれて、ゴールと同時に夕陽が見えてくるというのは、よくある「イベントあるある」で、今回のイベントを象徴する空模様でした。
久しぶりの佐渡ロングライドでしたが、完走した満足感と言うより、極度の疲労感や敗北感のような物が胸に渦巻いた苦いイベントとなってしまいました。
当初の予定通りとはいえ、時間を最大限使い切って走り、楽しむことを目的としていましたが、何時もより3時間も余計にかかってしまい、とにかく完走することが精一杯でした。
ただ、この辺りはほぼ想定通りと言うか、状態からまともに走れないだろうことはかなり前から想定していたので、怪我も無く事故にも会わず完走できた事で満足しなければなりません。
追い込んで走っていなかったこともあり、脚も攣らずに何処にも痛みは無く、体力の消耗以外210㎞を走行したとは信じられない程ダメージが有りませんでした
これは根性とかそういう物ではなく、「ダメージを最小限に抑えて長距離を走る」と言う「スキル」に関しては、長年の経験や知識が行かされたという事なのでしょう。
まあ本当の所、今回のイベントは個人的には「オートバイ(PCX)による泊りがけのツーリングとフェリーの旅」が精神的比重が大きくなり、無意識に帰路の旅路の為に「オートセーブ機能」が働いて体力を抑えていたというのが、今回の不調の大きな理由だったのかもしれません。
さて一泊して翌日の16日に始発の便で新潟に戻ります。
帰路のフェリーで、気になっていた食堂のカレーを食べてみる事にしました。
DSC_0534.JPG
この手のカレーは大抵業務用のビーフカレーの缶詰やレトルトを温めたものが多いのですが、これはチキンが煮込まれたコクのあるカレーで、美味しかったです。
新潟に接岸前にバイクに戻って下船の準備をしますが。なんとオートバイにロードバイクを分解して搭載している車両を見かけました。
DSC_0535.JPG
これはYAMAHAの全軸2輪の3輪バイクの「トリシティ」でリンちゃんの乗っていた125ccではないので150か300ccのタイプのようです。
DSC_0536.JPG
ライダーの方の許可を貰って撮影したのち色々とお話をしましたが、この方既に自動車を売却してしまい、バイクしかないのと、普段輪行を行っている事から、輪行で分解する要領でパッケージングして、バイクに搭載しているとのことでした。
シートが広いスクータータイプだから出来たという事ですが、トリシティの安定性も効果があるのでしょう。
以前スクーターに小型のキャリアを牽引してロードバイクを載せてイベントに来ている方もいましたが、今後こういうバイクでの自転車の搬送は、増えていくのでは?と個人的には考えています
さてこの日はお昼に新潟について、その日のうちに強行軍で自宅に帰るのではなく、安全策を取って中間地点の福島県只見町に宿を取って、途中温泉に入りながら早めに休もうと思っていたのですが・・・・
先に書いたブライトンのナビで、JR只見駅を検索してセットすると、国道49号線を使い会津方向に向かい、途中から国道252号線を使い、あまり過酷な路面状況の悪い道を使わないで只見に行く予定でしたが、国道290号から魚沼経由で反対方向から252号線で只見に行くルートを最短距離として選びました。
所がこちらは福島県境で雪崩の影響でこの日通行止めとなってしまい、それに気が付いたのは290号から325号に合流して電光掲示板を見たからで、その先で「道の駅いりひろせ」で情報を取ろうとしましたが、そこの職員に事情を聴こうとしたら「そこの張り紙の通りです、迂回路?そんなものは知りませんね」と言う塩対応に、一瞬強い殺意を覚えましたが(オイオイ)、ぐっとこらえて元の道を戻る事にしました。
帰路.jpg
そういえば以前この「道の駅いりひろせ」に来た時も、嫌な思いをした事が在り、同一人物?
まあ恨みはしませんが一生忘れませんよ(笑)
しかし此処に来るまで150㎞近く、此処から迂回で只見までが150km近くと、結局この距離を普通に走れば自宅に帰れるほどの距離を走って、なんとか19:30には宿「みな川旅館」さんには到着することが出来ました。
遅れると連絡はしておきましたが、夕飯抜きの宿泊で、近くの店は既に閉店してしまいましたから、宿の風呂にゆっくり使った後、買っておいた日本酒とおつまみで、晩酌をして寝てしまいました。
良く朝起きると只見駅付近の長閑な風景が目に入りました。
DSC_0538.JPG


以前別の只見の旅館に泊まった事が在りますが、腹いっぱいにもてなすのがこの地方の習わしのようで、美味しい朝ごはんを期待していましたが、素朴ですが地元の食材を使った美味しい「日本の朝ごはん」をたらふく頂くことが出来ました

DSC_0537.JPG
歳のせいもありますが、こう言う朝ごはんが一番おいしく感じますね!
この後は自宅に向かい走りだし、順調にお昼ごろには帰還できました。
これにて今年の佐渡ロングライドのミッションは終了いたしました。
自転車も無事自宅に送られていて、装備品の整理も済みましたが、別のミッションが週末に控えていたので、その準備もあり、ブログのアップが本日となりました。
まあそのミッションもバイク絡みで、5月は3000㎞程、それも栃木県を2周ほどして只見に行って佐渡を往復するなど、山道中心で走っていましたので、ようやくライドのコツを体が覚えてきていて、それなりに走れることが出来るようになりました。
泊りがけに必要な装備なども確認できたので、バイクでの泊りがけのツーリングで色々なところに出かけたいと思います。
自転車は?
うーん、自転車に乗る目的の一つが「旅」であったのですが、そちらはバイクに任せる事に成ったので、今後は健康維持のライドが中心の活動に移行する事に成りそうですね。

nice!(2)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

クロスバイクのトレックFX、普段の脚だからこそきちんと整備を [雑談]

別に5月病という訳では無いのですが、どうも4月末頃から調子が出ません

何か特別に病気に成ったという訳では無く、頭の芯がしびれて体がだるい・・・うーんなんだかやる気も起きないなんて本当に5月病みたいだなぁ(苦笑)


まあ今の自分が心にストレスを抱えてというのは申し訳ない、自由な身分ですが、何かが迫りくるような抑圧感のような物が有るのは事実のようです。

具体的には此処では書きませんが、事があまりに大きく深刻で、自分個人ではどうにもならない事なので、あとは自分の不安が現実に成らない事を切に祈るしか出来ない?かな


さて、本当なら来週に迫った「佐渡ロングライド」のトレーニングの為、朝から走る予定だったのですが、まず朝早く目が覚めず、身体が動かないので走る気が起きません

普段なら4:30頃ガバット起き出して、味噌汁を作って朝食を食べて家事をこなして遅くとも7:00には自宅を出られていたのですが、ボーとしてソファーに座って動けなかったのと、どうも空模様が怪しかったので走行は断念し、朝食も作る気が起きなかったので「コメダ」のモーニングを食べに行きました。

DSC_0510.JPG

で、このままぐーたらしてしまいそうで・・・・いやそれも良いはずで、何かしなければと焦燥感があること自体よろしく無い精神状態ですね。

まあこういう時は自転車でも弄っているのが一番心が落ち着くので(苦笑)、この所ロクに整備をしていなかったトレックFXの整備をすることにしました。


近所の買い物から80㎞くらいのツーリングまで気兼ねなく使える。今や事実上のメインバイクともいえる、クロスバイクのトレックFXですが、普段使いする目的もありあまり複雑で高級なパーツやシステムを使っていないので、普段は空気圧調整してチェーンに油を挿す位で、さしてトラブルも無く動いてくれていました。

DSC_0511.JPG
問題なく動いているとはいえ、何らかの問題を抱えている場合もあるので、ホイールを外してドライブトレインの泥とか油汚れを奇麗に落として、可動部はすべて注油して動きを確認します。
DSC_0512.JPG

油汚れは高価なクリーナーなど使わず「マジックリン」で落としてます。

ただ成分が強力なので、コーティング類を溶かしてしまう事もあるので、誰でも無条件に進められる方法では有りませんね。

この後水洗いして、可動部分はブレーキクリーナーを吹きかけて隙間の水を飛ばして、CRC556を吹き替えてけば、錆が浮いたり可動部が固着する事は有りません。


随分荒っぽくて適当な整備ですが、この辺りは「金属機械モノ」だから出来るアバウトな方法で、樹脂部品が多い最近の自転車パーツの場合、機械オイルが付着すると劣化する樹脂もありますから適当にCRCを吹き付けるのは厳禁です。

樹脂の可動部分とかカバーは、「シリコンオイル」を使えば大丈夫で、樹脂の表面保護にも使えます。


さて細かくチェックすると。サドル周りのボルトが緩んでいたり、Vブレーキのシューがずれていたりとか、そのまま放置して置けば必ずトラブルになる「些細なトラブル」がいくつかありましたが、こうして事前に発見して対処して置けば、そのトラブルは防ぐことが出来ます


あとホイールの歪みや、スポークの緩み、タイヤの摩耗などもチェックしておいて、問題があれば部品の手配をしておきます。

今回はブレーキシューが減っていましたが、まだ使える範囲ですし、スペアは用意してあるので次回の整備で交換すれば大丈夫のようです。


このように、自分のバイクを整備したり、また一から組み立てて「ビス一本に至るに手を懸けた」ものであれば、些細なトラブルであっても自分で対処できます

とはいえ世の中機械整備が出来たり、好きな人ばかりではないので(苦笑)、そういう方は自転車整備のプロの方に「適正な料金」でキチンと整備して頂く方が、長く自転車と楽しく自転車と付き合えるでしょう。

こういってはなんですが、自転車を気持ちよく動かくためには相応のスキルが必要で、それを頼むのですから、正当な対価を要求されるのは当然です。


あっ!、こうやって自転車関係に没頭してたら、多少スッキリしました!(笑)

毎度のことながら、自分の悩みなんて安っぽいもので、こんな適当に解決できちゃうんですよね。チャンチャン!





タグ:トレックFX
nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

PCX125はお財布に優しいロングツアラー? [オートバイ]

まあ、たかだか125㏄のスクーターでロングツアラーとはおこがましいですね(笑)

高速道路や自動車専用道は乗れませんし、動力性能もたかが知れています。


ただ有難い事に最新の欧州の環境基準をクリアしているだけに、燃費性能が良いのと、8.3リットルのタンクが有るので、400㎞近くの航続距離があるのは確かで、高速道路を使わない移動の場合、ほとんどマル1日走れる距離であり、最近の自分のように、「お金は無いけど時間はタップリある」人間にとっては有難い話となります。


今回は燃費の為ではなく、今後のロングツーリングに備えて「山越え長距離」に慣れておこうと、福島県の只見、JR只見線の只見駅を目指して、往復で300㎞の山越えツーリングを行いました。


ルートとコースの高低差は以下の感じになります。

只見ログ.jpg
ログは帰路の途中で止めたので、分水嶺のある大きな山越えを約6回こなすコースで、日光のいろは坂のようにくねくね空いた山道ではなく、長い坂道を延々と登って降りていくという、もしこれが自転車なら相当いやらしい(苦笑)感じのコースに成りますね。
基本は栃木県の日光から福島県の会津に向かう国道121号、通称「会津街道」と、福島県の田島から只見に向かう国道289号線を通る事となります。
連休のこの時期は、この辺りの山も芽吹き時で、奇麗な新緑を楽しめますし、交通量も少なく、バイクのツーリングにはもってこいのルートでです。
ただ、PCXの場合、勾配が厳しくなってくると流石に余裕が無く、早い流れには乗れなくなるのは仕方が無いことで、原因はバイクだけでなく、自分の体重のせいもあります(苦笑)
あと5ps、いや3psもあれば随分違うかなという事は、その辺りに160の意味が(高速に乗れるメリットも含めて)あるのかなとは思いました。
さてとにかく信号も無く、ひたすら走り続けられるのは気持ちが良く、2回のトイレ休憩だけで、さして疲れも無く只見駅に到着してしまいました。
DSC_0500.JPG
ここは「乗り鉄」で何度か来た事が在りますが、2011年に豪雨で鉄橋が流され、会津川口から只見まで不通になっているので、此処に来たのは11年ぶりとなりますか?
初夏のような気温でしたが、ここはまだ残雪が見えます。
DSC_0502.JPG
DSC_0503.JPG
近くの神社には桜も咲いていて、冬と春と初夏が一度に味わえるような感じでした。
DSC_0504.JPG
超ローカル線で採算など見込める目途は立たない只見線ですが、特に冬季は日本有数の豪雪地帯で道路網も寸断されることしばしとあれば、鉄道が沿線住民にとっては生命線であり、鉄橋が何本も流されて費用もかかるとあっては「民間企業」のJRは当然のように廃線を検討していましたが、福島県のバックアップを取り付けて復旧工事が始まり、なんとか今年中には全線開通のめどが立ったとのことです。
この奥会津は、10年以上前に自分が来たときは、何とも日本の原風景が広がっている様な感じと、まだ「観光スレ」していない地元の方々の暖かさが非常に好印象の場所で、また乗り鉄で、出来れば数日宿泊してみたいです。
さて昼食はという事に成り、探してみたところ町はずれにある小さなスキー場のレストハウスが営業しており、そこに行ってみました。
DSC_0508.JPG
なんでも今年からスキーシーズンだけでなく通年で営業を始めたとのことです。
洗練されたレストランと言う感じではなく、いかにも田舎の公共施設の食堂という風情で、失礼ながらあまり期待はしていなかったのですが、900円でソースかつ丼を頼んだところ、厚みが在り柔らかいカツと、絶妙な甘みのソースが良くあっていて、なかなか美味しいソースかつ丼でした
DSC_0505.JPG
DSC_0507.JPG
ちなみにわかめの味噌汁も美味しかったですね。
あとデザートに250円の「ミニソフトクリーム」を食べましたが、これも値段からくる予想に反して、濃厚で滑らかなソフトクリームで、「全国ソフトクリーム食べ歩き同好会会長(自称)」(苦笑)も満足の一品でした。
DSC_0509.JPG
帰路も特に何処かでお土産を買う事も無く、淡々と走って帰りましたが、自宅に打擲前に給油を済ませると、313㎞走行して、満タン法で5.77リットルと、燃費は54.24㎞/リットルと、2名乗車(120㎏)の60㎞低地燃費に近いスコアが出ました。
幾ら信号が無くストップ&ゴーが少なかったとはいえ、ほとんど車の流れに乗って、山越えではほとんどスロットルを全開近く開けて走行していたことなどを考えれば、かなり優秀であるといえます。
今のところ動力系には何も手を加えておらず、オイルも指定銘柄で、ケミカルも利用していませんから、純粋にこれがこのバイクの実力なのでしょう。
ちなみにこのPCXは燃費計があるのですが1リットル当たりの距離ではなく、欧州で使われる100㎞の消費量と言うややっこしいもので、ちなみに大体2.0、つまり50㎞/リットルの燃費を示していて、「こりゃメーター誤差」かなとも思いましたが、メーターの距離表示は意外と正確で、GPSロガーとほとんど変わらず、ガソリン量も在ら満タンに入れて、同じ人間が同じ量のガソリンを入れるという「満タン法」で計測した物なので、この燃費計もどうやら正確だということが分かりました。
ガソリン代は当日レートで165円/リットルでしたから税込みで1065円で、自家用車なら燃費が15㎞/リットルなのでガソリン代は3787円、鉄道でJRの在来線だけで行っても9680円かかる事から、単純な移動距離に対するコストは抜群に低く、時間や疲労度、天候の影響などは有りますが、大いに魅力的と言えますね。
ま、これで雨天と夜間を除いたロングツーリングの予行練習は無事終了しましたので、これから大いにこのPCXで脚を伸ばしていきたいです。

nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:バイク

リターン・ビギナー50代の、2輪事故急増!ビクビクしながら300kmツーリング [オートバイ]

いや、最近ロードでツーリングしていて、ふと隣のオートバイのライダーの方に声をかけると、ほぼ同年齢で、しかも最近2輪を始めたという人が、あまりに多くてびっくりしています。

「お前もジャー!」は、その通りでごりゃります。


最近の報道では、全体的に減少傾向だった2輪の事故ですが、ここ数年の傾向として50代だけ激増しているそうです。

2rinnjiko.jpg

こうやって数字で見ると説得力がありますね。

自分で乗ってみて分かりましたが、自動車とも自転車とも違う、別のジャンルのモビリティで、動力性能や運動性能は、原付2種でも一般道なら自家用車をリードできるほど優秀ながら、結局自転車と同じで「生身を晒して走っている」わけで、それだけ「危険」な物なのは間違いがありません。


それだけ、「見張り」「危険予測行動」「回避行動」は確実かつ迅速に行う必要があるわけで、しばらくぶりで不慣れ、もしくは初めてですとなれば、ワンテンポ・・・いやもっと行動が遅れるのが当然で、「それを前提に速度を抑えて安全方向で」という意識が無ければ、事故が起きるのは当然です。



余談ですが、戦闘機乗りが、戦闘で生き残る秘訣は「6時方向(真後ろ)に目がある事」で、常に真後ろは意識して確認せよとのことで、これは路上でも全く同じです。


ただ、ロードバイクで日本中の道を走り続けていた経験は伊達ではなかったようで、ロードバイクを公道で事故無く乗る為のスキルは、オートバイにも十分生かせますし、何より持久力や、体幹筋力等は、メタボで運動習慣の無い同年代の方々とは比べ物にならない程鍛えていますので、役に立つはずです。

と散々語っておいて、本日はロングツーリングの練習の為に、以前より計画して、ルートを作成して置いた自宅から青梅市街地へのコースを往復する事にしました。
基本交通量が激しく流れも速い、国道4号線、125号線、16号線は回避して、県道などを繋いで最短距離で走るルートの検証を兼ねて、5:00に自宅を出ました。
しかし、寒い!!(笑)
この時期では異例の寒さ・・・・いや、以前この時期のブルべに出場したとき、山間部でほとんど0℃近くに行ったこともありますから、連休終わらないとなかなか安定しませんね。
で、面白い話も無く、奇麗な景色の写真も無く、美味しいランチの話も無く、ひたすら走って16:00頃自宅に無地帰還できました。
ちなみにブライトンのRider750をナビにしているのでログが取れています。
青梅バイクツーリング20220430.jpg

途中で電池が少なくなって、記録を止めたので合計すると300㎞程走りました。

面白い事に平均速度はロードのツーリングの2倍の速度で、同じ時間なら2倍の距離が走れるという事のようです。


しかし何が困ったかと言うと、実は危ないとか危険とかじゃなくて、とにかく小便が直ぐに「レベルMAX」になって、下手をすると30分おきにコンビニに飛び込む羽目になった事です。

以前からそうですが、風で体が冷えると、体温調整機能が働いて代謝が上がり、結果として尿が大量に出てしまうようです。

そのたびにコンビニと言うのも大変なので、今回は、運動公園などの「公衆トイレ」を極力探し出して利用する事にしました。


トイレ以外は特に問題も無く、酷い渋滞にも捕まらなかったので、Rider750が時たまGPSをロストして、トンチンカンな住宅街や細い農道に連れて行こうとする以外(苦笑)順調でした。

しかし、以前使ったときは、こんなに誤差も無くロストしてなかったんですが、なにかあるんでしょうかね?

一度だけ住宅地に入ったとき、左右確認もせず飛び出してきたお爺さんの自転車を回避して後輪を軽くロックさせた程度で、危なめには合いませんでした。


とはいえ道中も恐らく事故による渋滞や救急搬送も結構あり、自宅付近ではハンターカブとワゴン車の事故(車線変更で接触?)で、ライダーが道路に倒れていた事故も目撃しました。


楽しむために始めた「オートバイ生活」ですから、何はともかく無事故が大原則で、玄関を開けて出かけた時の状態で帰宅して、元気に玄関を開けられるようにしたいですね。


nice!(9)  コメント(0) 
共通テーマ:バイク

PCXにシートバックを装着、旅バイク化計画進行中! [オートバイ]

なんだか連休に入っても天候が安定しませんが、このブログを書いている現在、宇都宮市はまるで台風か?と言うほど強い北風がうなっています。

本当は福島県当たりの山間ツーリングを計画していましたが、東北の山間部は何と今晩雪が降るそうで断念しました。


さて愛車のPCXですが、これで数日泊りがけの旅行を5月中頃に予定していますので、重い荷物を積んだ状態で、今から車両特性に馴染んでおく必要があります。

なにせ2輪初心者ですので、必要以上に慎重に色々と進めています。


という事で出来れば1週間くらいの荷物を搭載できるようにしたいと考えていて、リアBOXだけでは積載量が不足するので、シートバックを取り付けました

これもいろいろ検討しましたが、たぶん安いからという理由で妥協するとあとで絶対後悔するだろうという事で、デイトナのヘリーヒギンズという、定番中の定番の商品を選びました。

バイクに取り付けるとこんな感じになります。

DSC_0490.JPG
DSC_0492.JPG
納車当時はスマートな印象のあるバイクだなと思っていましたが、今や見る影もなく(苦笑)ゴツイ外観に変貌してしまいますた。
其処にむさ苦しい、まるでプロレスラーのような体系のオヤジが乗っているのですから、うーん見るに堪えませんな(苦笑)
さてただ取り付けただけでは意味が無いので、本番想定で荷物を積んだ状態で、バックの取り付け状態の確認や、これが重要ですが、重いものが後ろに乗った状態の操縦性に馴染んでおく必要があります。
また、旅先でバックをいちいち取り外したくないので、薄い生地のショルダーバックに荷物を詰めてから搭載する事にしました。
このショルダーバックは60リットルの大きさの物を選びましたが、下着など4日分くらいの荷物ならまだ余裕がありそうです。
RIMG6973.JPG
ヘリーヒギンズは一番大きい50~70リットル容量の物を購入しました。
RIMG6974.JPG
この手の買い物は「大は小を兼ねる」が正解で、嵩張ったとしても一番大きいものを購入するのが鉄則です。
可変容量で、両側が膨らんで70リットルに成りますが、この荷物なら50リットルの状態でも余裕です。
RIMG6975.JPG
これならロングパンツとか防寒ジャケットとかも入れられそうですね。
フルカウルのスクーターの場合、バックルを止める場所も苦労しますが、シートに巻き付けたものと、後部のキャリアの留め金隠しのロングナットに引っかけることが出来ました。
RIMG6976.JPG
ボルトの長さを間違えて、それを隠すための処置でしたが、怪我の功名で、ベルトや後にカーゴネット等を増設しても不自由することはなさそうです。
このくらいの荷物ならスッキリ収まりますね。
RIMG6977.JPG
RIMG6978.JPG
まあ追加のバックや、寝袋、マットレス、テントなどを、ストラップで縛ったり、カーゴネットを使えば、搭載するだけの余裕はありそうな感じです。
但し、これでシート下のメットインスペースのアクセスが不便になったので、レインウェアやシューズカバーはリアBOXに移動して、直ぐに取り出せるようにします。
RIMG6979.JPG
あと、旅と言えば自分は「温泉」ですので、お風呂セットもこちらに入れて、直ぐに出せるようにしました。
RIMG6980.JPG
RIMG6981.JPG
これに非常用の水をペットボトルを入れても、まだ下半分しか使っていないので、例えばメスティンとかアルコールランプ、折り畳みの小型テーブルやチェア等を搭載する事も出来そうです。
この状態で結構な重さが加わったので、その影響を確認するために2時間ほど走ってみて、冒頭の写真は市内の「羽黒山」の山道などを走ってみましたが、若干ふらつくのと切り返しの応答性が低下などありましたが、そうと分かって運転するのなら問題が無いレベルだという事は確認しました。
この状態で、出来れば山間部込みのルートでバイクの特性に馴染むために、天候が回復したら只見の方でも行ってみようと思います。

nice!(7)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。